85周中フルコースコーションが8回(計32周)と大荒れのレースになったトロントで、フランキッティがセント・ピーターズバーグ、テキサス、ミルウォーキーに次ぐ今季4勝目を達成。通算30勝で歴代9位となり、あと1勝でトレイシーとブルデイに並びます。
「97年にキャリア初ポールを獲ったトロントでの30勝目は特別だよ。カナダでのレースは大好きさ」とフランキッティ。「ウィル(パワー)との事故は、彼がブレーキをミスしたからインに入ったわけで、彼はそのまま僕のスペースを閉めようとしたから当たったんだ」
PPスタートのパワーは、最初のピット後に14番手まで後退し、怒涛の追い上げでディクソンやフランキッティまでパス。しかし57周目のターン3でフランキッティと接触してスピンし、18番手から14番手まで追い上げたところでタグリアーニに追突されて戦線離脱。
2戦連続リタイアに終わり、フランキッティと55ポイントもの差がついたパワーは「ほんとうにがっかりしている。追い上げてフランキッティの前に出て、ターン3では彼のスペースを空けておいたのに、やられたよ。なぜ彼がペナルティにならないのか理解できない」
アラバマ、テキサス第1、第2に次ぐ今季4度目の2位となったディクソン。「ストリートレースは運次第のところもあるから、いらいらするよ。ウィル(パワー)と僕のワンツーだったのに、10号車(ダリオ)がいつもトップにいる。彼らの作戦がうまくいったわけだ」
結婚したばかりのハンターレイは今シーズン最高位の3位で、前戦覇者アンドレッティが今季3回目のトップ5フィニッシュとなる4位でゴール。5位のビトー・メイラ、6位セバスチャン・ブルデイの二人も今年のベスト・リザルトを記録しました。
予選19位からスタートした佐藤琢磨は、8周目のターン1でダニカに先行された後、ターン3手前でダニカに追突。ピットに戻ってフロントノーズを交換している間に周回遅れに転落したものの、最後尾から追い上げて最後は20位でフィニッシュしました。
※佐藤琢磨の現地インタビューを収録したロジャー安川レポートは、後ほどアップの予定です。どうぞお楽しみに!
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