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第8戦アイオワ決勝レポート、リザルト、ハイライト映像

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まだ19歳だったルーキーイヤーの06年に、ソノマのインフィニオン・レースウェイで初優勝を達成して以来、79戦目にやっと2勝目を達成したマルコ・アンドレッティは現在24歳に。予選17位から追い上げて、記念すべきオーバル初優勝を遂げました。
 
インディ500では予選から不振に終わったアンドレッティ・オートスポーツですが、アイオワでは3勝目(07年フランキッティ、10年カナーン)。第3戦ロング・ビーチのマイク・コンウェイの初優勝に続く今季2勝目で、通算38勝目を記録しました。
 
昨年までのチームメート、アンドレッティとの激しいバトルの末、惜しくも0.7932秒差で2位に終わったトニー・カナーン。今季ベストとなる2位フィニッシュで、開幕戦セント・ピーターズバーグの3位以来、今シーズン2度目の表彰台獲得でランキング5位にアップです。
 
予選23位から怒涛の追い上げを見せて3位でフィニッシュしたのは、スコット・ディクソン。今シーズン4度目の表彰台を獲得しました。これでランキングも3位に復活することができ、チームメートのトップ、フランキッティとの差は73ポイントとなっています。
 
250周中172周の最多リードラップを築いて2連勝を狙っていたダリオ・フランキッティは、最終的に5位でフィニッシュ。しかしライバルのウィル・パワーがクラッシュ・リタイアしたことでランキング・トップに浮上し、20ポイントの差をつけることができました。
 
日本人で初めてポールポジションからスタートした佐藤琢磨は、常にトップ5を維持して初表彰台を期待させる走りを披露していました。180周目に最後のピットを終えて復帰したものの、2周目のターン2でバンプに乗ってスピンし、ウォールに追突して戦線離脱。
 
無念のリタイアに終わり、ランキング9位から13位にダウンした佐藤琢磨ですが、182周中トップ走行は7周、2位走行は63周、3位走行は48周と118周もトップ3を堅持。テキサス第1レースの5位やミルウォーキーの8位といい、オーバルで着実に進化しています。
 
今回は5回コーションが発生(計72周)したことにより、レース時間は1時間53分00秒1074に。5人のドライバーによって9回トップが入れ替わり、ファステストラップを記録したのはタグリアーニで、177.853mph(18秒0958)を136周目に記録しました。
 
後ほどロジャー安川選手と斉藤和記の現地レポートをお届けします。佐藤琢磨選手の現地インタビューも収録しましたので、どうぞお楽しみに!
 
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