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第7戦ミルウォーキー決勝レポート、リザルト、ハイライト映像

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12戦目のミルウォーキーで初めてPPからスタートし、計161周レースをリードしたフランキッティ。一時カナーンとカストロネベスにトップを奪われましたが、どちらもアクシデントで後退し、今季3勝目、04年以来となるミルウォーキー2勝目を達成です。
 
リック・メアーズとタイの歴代9位となる通算29勝目を達成したフランキッティは、ポール・ポジションと最多リード・ラップのボーナス・ポイントも追加。チャンピオンシップにおいて、今回4位に終わったウィル・パワーと同点まで追い上げてきました。
 
今季2度目の2位でゴールしたのは、ガナッシのサテライトチームから参戦するレイホール。予選12位からの粘り強い走りで190周目には4位まで浮上し、カナーンとカストロネベスのリタイアにも助けられ、今シーズン3度目の表彰台フィニッシュ獲得です。
 
今シーズンの最高位となる3位に入ったセルビア、ニューマン/ハースと一緒に初めて表彰台を獲得したのが、05年のミルウォーキーでした。ランキングも4位から3位に浮上し、チャンピオンシップにおいてもベテランらしい安定感を披露しています。
 
カストロネベスは最後のピットを5秒台で終わらせてトップに躍進するも、左リアタイヤの空気圧低下で緊急ピットインを余儀なくされて9位。33周レースをリードしたカナーンは194周目のターン4で痛恨のスピンを喫し、後ろから壁に激突してリタイアに終わりました。
 
予選5位スタートの佐藤琢磨は25周目にディクソンをパスして4位に浮上。しかし最初のピットの際、ピットボックスへ進入した前のディクソンを避けようと一緒にガナッシのピットへ進入し、すぐに自分のピットへ移動したもののクルーと接触を喫してしまいました。
 
再びピットに入るストップ&ゴーのペナルティを受けた佐藤琢磨は、15番手まで後退。終盤7番手まで追い上げたものの、再びディクソンにパスを許して8位でゴールしました。今季4度目のトップ10フィニッシュで、ランキング10位から9位にアップです。 
 
フランキッティのホンダ・エンジンはインディ500の最終プラクティス(5月27日)後に搭載。以来インディ500、テキサスの2レース、今回のミルウォーキーを走り、予選とプラクティスも含めて1475マイルを走破しました。この間、フランキッティは2勝をマーク。
 
ロジャー安川選手の現地レポートは、明日お届けする予定です。佐藤琢磨選手の現地インタビューも収録しましたので、どうぞお楽しみに!
 
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