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第6戦テキサス決勝レポート、リザルト、ハイライト映像

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●第1レース
テキサスで4番目に僅差となる0.0527秒差で優勝したフランキッティは、開幕戦セント・ピーターズバーグに続く今季2勝目。通算28勝を達成し、ジョニー・ラザフォードを抜いて歴代9位の記録となります。次の勝利でリック・メアーズとタイに。
 
ダブルヘッダーの今回、ウィナーのフランキッティは通常の半分となる25ポイントを獲得。さらに114周中110周レースをリードして最多リード・ラップの2点を加え、計205点でポイント・リーダーのパワーに7点差まで接近してきました。
 
コーションは1回だけだったので、レース時間は54分47秒2787。トップを走行したのはフランキッティ(3回110周)、ディクソン、メイラ、カストロネベス、タグリアーニ(それぞれ1周ずつ)の5人で、6回トップが入れ替わりました。
 
予選7位から追い上げて2位に入ったディクソンは、20ポイントを獲得して計149点とし、ランキングをひとつ上げて4位に浮上です。一方、3位のウィル・パワーは18ポイントを加えて計212点となり、依然ランキング・トップを堅持しています。
 
予選4位スタートの佐藤琢磨は序盤に3番手を走行し、全車が1回目のピットを終えた54周目に7番手までダウン。55周目にカストロネベス、57周目にビソをパスして5番手に浮上し、最後は昨年覇者ブリスコーとのバトルを制しての5位獲得です。
 
開幕戦に続く今季2度目のトップ5フィニッシュを記録した佐藤琢磨。予選4位に続き、決勝5位とオーバルの自己ベストをいっきに更新です。これまでのオーバルの最高位は予選がアイオワの7位、決勝はインディ・ジャパンの12位でした。
 
第1レース・リザルト
第1レース・ラップチャート
 
オフィシャル・フォト・ギャラリー 
 
●第1レース・ハイライト映像

 
●第2レース
第1レースの最下位から順に、ドライバー自身が抽選した第2レースのグリッド。PPは第1レース11位のカナーンで、クラッシュして29位に終わっていたカニンガムがその隣、ウィナーのフランキッティに残されたのは、まさかの28番グリッドでした。
 
優勝したのは3番グリッドを当てた(!)パワーで、念願のオーバル初優勝を達成。今季3勝目、通算12勝目です。最多リードを含む27点を追加し、ランキング2位フランキッティは21人抜きが精一杯の7位。二人のポイント差は21に拡大したのです。
 
一度もコーションが出なかったレースは09年最終戦ホームステッド以来で、レース時間は48分8秒9739。206.693mph(約332.569km/h)の平均速度は03年カリフォルニア(207.151mph)に次ぐ2番目の記録となりました。
 
パワーは114周中68周リード、カナーンが39周、ブリスコーが3周、ビソが2周、ディクソンとカストロネベスが1周ずつトップを走りました。以上の6人によって8回トップが入れ替わり、ファステストはディクソンが110周目に記録した215.65mph。
 
連続2位のディクソンは18番グリッドから追い上げ、0.9466秒差でゴール。ランキングでも4位から3位にアップし、ポイントリーダーのパワーとの差は70点に短縮しました。ランキング4位のセルビアは76点差、5位カナーンは80点差です。
 
第1レースではフランキッティが2番グリッド、第2レースでパワーは3番グリッドからスタートしたことにより、テキサス・モーター・スピードウェイでは11戦連続で予選4位以内からウィナーが誕生したことになります。
 
第1レース5位のクルマを持っていた佐藤琢磨は、最後から5番目の抽選で25番グリッドからのスタートを余儀なくされました。前車が巻き起こす乱気流の中、着実にポジションを上げて最後は12位フィニッシュ。ランキングトップ10を維持しています。
 
後ほどロジャー安川選手の現地レポートをお届けします。佐藤琢磨選手の現地インタビューも収録しましたので、どうぞお楽しみに!
 
第2レース・リザルト 
第2レース・ラップチャート
 
●第2レース・ハイライト映像