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開幕戦セント・ピーターズバーグ決勝レポート、リザルト、ハイライト映像

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CART時代も含む8度目の開催となったセント・ピーターズバーグ。意外にも07、09-10年チャンピオンのダリオ・フランキッティと、名門チップ・ガナッシにとって、今回が初優勝でした。フランキッティは100周中94周の最多リードで、ボーナスの2点を追加!
 
史上10番目の勝利数となる27勝目をマークしたフランキッティは「今回のキーポイントは2度目の再スタートで、ウィル(パワー)をアウトからパスできた。夢のような走りだったよ」とコメント。史上3人目となる3年連続王座に向けて、絶好のスタートです。
 
2度目のポールトゥウィン目指していたウィル・パワーでしたが、「ダリオ(フランキッティ)はすごく速くて手がつけられなかった」と潔く降参。「誰かに追突されてダウンフォースを少し失った」パワーは5番手までダウンし、追い上げての2位ゴールでした。
 
オープンテスト後の開幕直前にKV入りが決まったトニー・カナーンは、1日だけのテストで週末を迎えたにもかかわらず3位でフィニッシュ。「僕と僕の新しいチームにとって素晴らしいスタートになったよ」と喜ぶカナーン、さすが14年目のベテランです。
 
終盤になってカナーンに追いつき、激しく攻め続けたシモーナ・デ・シルベストロは一歩及ばず。2年目のスイスの女性ドライバーは、キャリアベストの4位でフィニッシュしました。「新しいエンジニアと金曜日から始めたばかりで、この結果は信じられないわ」と大喜び。
 
スタートで7台が巻き込まれる多重クラッシュで幕を開け、計5回もコーションが発生した大波乱のレースで最後まで生き残った佐藤琢磨が、昨年のエドモントン(9位)を大幅に上回るキャリアベストの5位。2年目のシーズン開幕で好スタートを切りました。
 
予選11位スタートの佐藤琢磨は多重クラッシュを回避して6番手にアップしたものの、今年から採用された2列の再スタートで、外側スタートとなったために順位を落として11番手に逆戻り。最初のピット後は12番手までダウンし、その後追い上げての5位でした。
 
※後ほど佐藤琢磨の現地インタビューを収録したロジャー安川レポートもアップしますので、どうぞお楽しみに!
 
 
決勝公式リザルト 
ラップ・チャート
プラクティス総合リザルト
最終プラクティス・リザルト
 
オフィシャル・フォト・ギャラリー 
 
●決勝ハイライト映像:スタートから大荒れの、まさにサバイバル・レースでした!

 
●最終プラクティス・ハイライト映像:セバスチャン・ブルデイがまさかのクラッシュ!チームメートのジェイムズ・ジェイクスもほぼ同時にマシンを壊してしまいました。