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第12戦ミド-オハイオ決勝レポート&リザルト、ハイライト映像

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第12戦ミド-オハイオを制したのはダリオ・フランキッティです。スタートで佐藤琢磨に先行を許すも、4周目に2番手へ復帰。最初のピットでウィル・パワーを上回り、トップに浮上してからはベテランらしい磐石の走りで今季2勝目を達成しました。ミド-オハイオ初優勝です。
 
今季7度目のポール・ポジションからスタートし、最初のピットまでトップを堅持していたパワー。決勝出走で“マリオ・アンドレッティ・ロード・コース・チャンピオンシップ”を確定したものの、最初のピットで前に出たフランキッティをパスできず、2位でフィニッシュです。
 
3位でゴールしたのは、前回のエドモントンでペナルティを受けて優勝を逃したエリオ・カストロネベスです。5周目にライアン・ハンター-レイにパスされて6番手に後退し、最初のピット・アウトでハンター-レイと接触。そのアクシデントを潜り抜けての表彰台獲得となりました。
 
日本勢は予選12位からスタートした武藤英紀が、10番手で迎えた最初のピットで右後ろのタイヤが外れず、2回目のピットではクラッチ・トラブルが発生して後退。一時21番手までポジションを落としましたが、最終的に18番手まで追い上げてフィニッシュしました。
 
一方、スタートで2番手に躍進した予選3位の佐藤琢磨は、4周目にフランキッティにパスを許すも、3番手で最初のピットへ。しかし燃料補給に手間取って11番手に後退し、再スタートの際にコースアウトを喫してタイヤバリアにヒット。無念のリタイアに終わりました。
 
●記録で見る今回の決勝
 
・フランキッティはインディ500に続く今季2勝目。インディカー・シリーズでキャリア15勝目、CART時代も合わせると通算25勝で、ゴードン・ジョンコックとタイの歴代12位に。12年前にミド-オハイオでポールを獲りながら、9戦目で初優勝(過去ベストは07年2位)
 
・2位でゴールしたパワーは、今シーズン6度目の表彰台フィニッシュ。パワーにとって5戦連続のトップ5フィニッシュで、7戦連続でリード・ラップを記録。3位フィニッシュのカストロネベスは、今シーズン3回目のトップ3。
 
・タグリアーニが今季自己ベストの4位(過去ベストはセント・ピーターズバーグの6位)。シモーナも自己ベストの8位(過去ベストはトロントでの9位)。ベルトラン・バゲットも自己ベストとなる11位(過去ベストはエドモントンでの14位)。
 
・ダニカは28戦連続完走で、スコット・ディクソンとタイ記録に。1位と2位のマージン、0.5234秒はインディカー・シリーズのロード/ストリート・レースにおける3番目の記録。
 
後ほどロジャー安川の現地レポートをアップしますので、お楽しみに!
 
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