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第11戦エドモントン決勝レポート&リザルト、ハイライト映像

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ゴールまで残り4周の再スタートの際、カストロネベスは2番手パワーをおさえて最後までトップを堅持し、そのまま優勝したかに見えました。しかしオフィシャルから再スタート時にパワーをブロックしたとしてペナルティを科せられ、10位に転落する波乱の幕切れに。
 
優勝したのは同じ92周目の再スタート時に、パワーをパスして2番手に浮上していたディクソンでした。予選3位からスタートし、1回目のピットを1周遅らせたもののペンスキーの2台の前に出られなかったディクソン。誰も予想できなかった展開で今季2勝目を達成です。
 
ポール・ポジションから3連勝を狙ったパワーは、残り18周までレースをリード。しかしブラック・タイヤのせいかペースが伸びず、レッド・タイヤのカストロネベスにパスされて2番手に後退。再スタートではディクソンにまでパスを許しながら、2位でフィニッシュです。
 
日本勢は予選13位からスタートした佐藤琢磨が着実にポジションを上げ、最後のピットを62周目に終えて終盤には8番手までアップ。ところが残り3周でカナーンに追突されて後退を余儀なくされ、9位でフィニッシュしました。今季ベスト、初のトップ10入りです。
 
一方、予選11位からのスタートだった武藤英紀は、最初のピットで交換したタイヤのバランスが悪く、ペースを上げられないまま11番手で周回遅れに。2回目のピットが迫っていた65周目にまさかの単独スピンを喫してしまい、最後は17位でフィニッシュしました。
 
●記録で見る今回の決勝
 
・スコット・ディクソンは、第5戦カンザス(オーバル)に次ぐ今季2勝目。ロード&ストリートでは今季初優勝。エドモントンではインディカー・シリーズ初開催の2008年に続く2勝目。キャリア23勝目となり、シリーズ最多優勝の新記録を更新。
 
・2位でゴールしたウィル・パワーは、今季6度目の表彰台フィニッシュ。3位のダリオ・フランキッティも同じく、表彰台は今季6回目。6位から9位までを占めたKVレーシングは全車がトップ10入り。
 
後ほどロジャー安川の現地レポートをアップしますので、お楽しみに!
 
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●レース後のエリオ・カストロネベスのコメントと、別の角度から見たパッシング・シーン

 
●問題となったブロッキングの映像と競技長ブライアン・バーンハートのコメント

  
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