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第10戦トロント二日目、予選レポート&リザルト、ハイライト映像

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第2戦から続いたチーム・ペンスキーの8戦連続ポールを阻止し、60.2710秒で第10戦トロントの予選トップに輝いたのはジャスティン・ウィルソン。今季5回もポールを獲得している2位のウィル・パワーに、コンマ1853もの差をつけてのポール・ポジションです。
 
ファイナル・ラウンド終盤に最後のアタックに出たパワーは、結局ウィルソンのタイムに届かず、アイオワから続いてきた連続ポールがストップ。2年連続の予選2位となりましたが、昨年は接触でほぼ最下位まで転落してから追い上げ、3位表彰台を獲得しています。
 
予選3位はパワーからコンマ3596秒遅れでエリオ・カストロネベス。4位が第4戦ロング・ビーチ覇者のライアン・ハンター-レイ、5位は昨年のトロントでポール・トゥ・ウインを達成したダリオ・フランキッティと続き、上位9台が昨年のコースレコードを上回りました。
 
初トロント攻略の二日目を迎えた佐藤琢磨は、最初の予選で次のラウンドに進めるタイムをマークしたものの、セッション中にギアが入らなくなるトラブルが発生。コース上にマシンを止めたことで最速タイムを二つ失うペナルティが科せられ、18位となりました。
 
今週、初めてチームメイトとともに予選に挑んだ武藤英紀は、ターン1への進入でブレーキをロックさせてタイヤにフラットスポットが発生、バイブレーションがひどくなった状態で時間切れとなり22位。明日朝の練習走行で別々のセットを試し、決勝に臨みます。
 
●記録で見る今回の予選
 
・ウィルソンにとってインディカー・シリーズにおける初ポール・ポジション。チャンプカー時代も含めると通算8度目、前回のPPはチャンプカー最後のレース、2008年ロング・ビーチ。予選で記録した60.270秒のタイムは、トロントのIRLインディカーの新記録。
 
・ドレイヤー&レインボールド・レーシングにとって、2002年にケンタッキーでサラ・フィッシャーが獲得して以来、インディカー・シリーズ通算2度目のポール・ポジション。チーム・ペンスキーの連続ポール獲得記録は、前回記録した8でストップ。
 
・パワーは2年連続で予選2位を獲得し、3戦連続のフロント・ロー・スタート。パワーとフランキッティは、今シーズン6戦連続でのトップ5スタート。
 
・パワーはペンスキーに移籍した09年のセント・ピーターズバーグ、ロング・ビーチ、トロント、エドモントン、今年のサン・パウロ、セント・ピーターズバーグ、アラバマ、ロング・ビーチ、ワトキンス・グレン、トロントとすべてのロード/市街地の予選でファスト6進出。
 
・カストロネベスは5戦連続で予選トップ5入りとなる3位。予選4位のライアン・ハンター-レイは優勝した第4戦ロング・ビーチ以来のベスト・グリッド。予選6位のディクソンはインディカー・シリーズ通算42回目の予選トップ10入りで、現在も自己記録更新中。
 
後ほどロジャー安川の現地レポートをアップしますので、お楽しみに!
 
●予選リザルト
●スターティング・グリッド
 

 
●ポール・ポジションを獲得したジャスティン・ウィルソンのコメント&走行映像

 
●予選2位を獲得したウィル・パワーのコメント&走行映像

 
●プラクティス総合リザルト
●第3プラクティス・リザルト