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インディカー・シリーズ第7戦テキサス決勝レポート&リザルト、ハイライト映像

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今シーズン初のナイト・レースとなった第7戦テキサス。日中は38度あった気温も午後7時30分の時点で35度まで下がり、コースの半分が日陰になった状態でレースがスタートしました。
 
228周にわたって行われた白熱のレースは、ライアン・ブリスコーがポール・トゥ・ウインで今季初優勝を達成。2位はダニカ・パトリックが入り、こちらも今シーズンのベスト・フィニッシュです。
 
前戦インディ500と同じ3位でフィニッシュしたのはマルコ・アンドレッティで、アンドレッティ・オートスポーツの2台がチップ・ガナッシの2台を上回るパフォーマンスを披露しました。
 
ガナッシ勢は終盤に入って気温が下がったためかスピードが伸びず、スコット・ディクソンが4位、ダリオ・フランキッティが5位でフィニッシュしています。
 
アンドレッティ・オートスポーツのトニー・カナーンとライアン・ハンター-レイが6位、7位でフィニッシュし、デイル・コイン・レーシングのルーキー、アレックス・ロイドが8位と大健闘しました。
 
日本勢は予選7位からスタートした武藤英紀が一時20位まで順位を落とすも、最終的に12位まいで追い上げてフィニッシュ。一方の佐藤琢磨は予選11位からスタートしましたが、56周目にターン2でサスペンション・トラブルが発生し、外側の壁に激突してリタイアに終わってしまいました。
 
後ほど、ロジャー安川による現地レポート&日本人ドライバー・インタビューをアップしますので、お楽しみに。
 
●記録で見る第7戦テキサスの決勝
・今季初優勝のブリスコー、最後に勝ったのは09年のシカゴで、8戦ぶりの勝利。
 
・チーム・ペンスキーにとって今シーズン4勝目。インディカー・シリーズでは39回目の勝利。
 
・ダニカも今シーズンのベスト・フィニッシュとなる2位でゴール。今季初のトップ5フィニッシュ(それまでの今季ベスト・フィニッシュは、インディ500での6位)。
 
・ダニカは23戦連続で完走。ディクソンが28回のシリーズ記録保持者。
 
・アンドレッティは2戦連続3位で、今シーズン3回目のトップ5フィニッシュ。
 
・ディクソンは4位でゴールし、5戦連続のトップ5フィニッシュ。
 
・フランキッティは5位でフィッシュし、ポイント・リーダーへ浮上。
 
・アンドレッティ・オートスポーツは、4台全車がトップ7入り(カナーンは6位、ハンター-レイは7位)。
 
・ロイドは9位、2戦連続でトップ10フィニッシュ。
 
・ブリスコーにとってキャリア2度目のポール・トゥ・ウィン(09年のシカゴ以来)
 
・ブリスコーはチーム・ペンスキーに3シーズン連続で勝利をもたらしています。
 
・チーム・ペンスキーにとって、テキサスでは6度目の制覇(03年ド・フェラン、06年ホーニッシュJr.、04年、06年、09年はカストロネベス)
 
・チーム・ペンスキーにとって、オーバル・レースでは90勝目。ロード・コースや市街地も含めると、148勝目となります。
 
●公式リザルト
●ラップチャート
●ピット・ストップ詳細