今季初オーバルのレースとなった第5戦カンザスはスコット・ディクソンが今シーズン初優勝。カンザス2連覇を達成し、2位はチームメートのダリオ・フランキッティとチップ・ガナッシがワンツー、3位はアンドレッティ・オートスポーツのトニー・カナーンでした!
4位は第3戦アラバマのウイナー、エリオ・カストロネベスです。5位は第4戦ロング・ビーチのウイナー、ライアン・ハンターレイで予選22位からの追い上げでした。ポール・ポジションだったライアン・ブリスコーはタイヤ脱落のアクシデントで後退しながら、6位でフィニッシュ。
レース終盤、残り14周でトップ6にいた日本勢は5番手武藤英紀が周回後れをパスしようとアウトへ進んだ際、右後方にいた6番手佐藤琢磨と接触。2台はコントロールを失って壁に激突し、同時にリタイア。残念な結果ですが、二人ともオーバルで素晴らしい走りを披露してくれました!
第5戦カンザスのラップ・チャート http://bit.ly/bV9960 でハンターレイやブリスコーの素晴らしい追い上げ、リタイアするまでの日本人選手の活躍などが一目瞭然です!
公式リザルトは http://bit.ly/cex9pH 。約1時間50分のレースでファステストはカナーン、最多リードラップはディクソンの167周。3人のドライバーによって3回トップが入れ替わり、コーションは4回(計33周)でした。
●記録で見る第5戦
スコット・ディクソンにとって6戦ぶりの勝利で、インディカー・シリーズ・キャリア22勝目(IRL最多勝利記録更新)。昨年のインディ・ジャパン以来の優勝。カンザス2連覇。第3戦アラバマに次ぐ今シーズン2度目の表彰台。
ダリオ・フランキッティの2位は第3戦アラバマの3位を上回る今季ベスト・フィニッシュ。チップ・ガナッシ・レーシングはカンザスで4連勝。(07-08年はダン・ウエルドン、09-10年はディクソン)。チームにとって7度目のワンツー・フィニッシュで、昨年ディクソンとフランキッティがチームメートになってから3度目。
トニー・カナーンの3位は第4戦ロング・ビーチの5位を上回る今季ベスト・フィニッシュ。エリオ・カストロネベス(4位)とカナーンは今季全戦でトップ10フィニッシュ。ライアン・ハンター-レイの5位はシリーズのオーバルでキャリア・ベスト(以前のベストは08年のインディ500で6位)。
ジョン・アンドレッティの9位は08年アイオワの11位を上回るインディカー・シリーズのベスト。ストリート&ロード・コースの4連戦すべてでトップ4フィニッシュしていたポイント・リーダーのウイル・パワーは12位に終わる。6チームのドライバーがトップ10入り。