<US-RACING>
9月19日にツインリンクもてぎで開催される「インディカー・シリーズ 第16戦インディ・ジャパン300マイル」を控えて、東京都中央区築地出身の武藤英紀選手が、母校の東京都中央区立豊海小学校を訪問。矢田美英中央区長とともに特別ゲストとして朝礼に参加しました。武藤選手のカーナンバー27のインディカーも持ち込まれ、生徒たちは大興奮!今回で3度目の訪問となりましたが、マシンを持ってきたのは初めてのことでした。
昨年のインディ・ジャパンで被ったヘルメットを、豊海小学校の後輩にデザインしてもらった武藤選手。1年半ぶりの再会となりました。「今日はみんなの顔を見に来るのをすごく楽しみにしていました。僕のやっている職業はすごく危険です。レース前は正直すごく怖くて、不安です。350キロ以上で走るレースなので、すごく危険と隣り合わせで、そういう恐さはあるんですけど、それよりも、勝負に負けるんじゃないかと常に考えてしまう自分、全力で戦っていることがすごく恐いです。だけども、みんなと同じくらいの歳のときに、僕はプロのレーサーになろうと思って、ゴーカートに乗ったとき、ほんとうにすごく楽しかった。だからその初心の『楽しい』という気持ちを忘れないようにして走っています。みんなに好きなことを見つけて欲しいと思います。何でもいいです。その好きなことに対して、向かっていって欲しいと思う」
「ほんとうは『がんばります。ベストを尽くします』とだけ言って帰ろうと思ったんだけど、みんなの顔を見たら、やれるんじゃないかなと思った。だから、9月19日に絶対優勝します」と後輩の前で勝利宣言した武藤選手。朝礼が終了した後、武藤選手のマシンと生徒たちの応援メッセージが書かれた“武藤先輩がんばれ”ポスターを飾り、学年ごとに記念撮影を行いました。撮影後、武藤選手に促されて、先生や中央区長がインディカー・コックピットを体験。中には武藤選手の同級生で、現在豊海小学校の先生もいました。
豊海小学校内にある豊海幼稚園にも通っていた武藤選手。試乗の撮影が終了したあと、次に幼稚園児もインディ・マシンを見にやってきました。興味深くマシンを見たり、一人ー人武藤選手と握手し、武藤選手も楽しそうでしたよ。
9月19日開催のインディジャパンに、60人の後輩が特別に招待されることも発表されました。ホンダや中央区が武藤選手と共同で考えたこの企画。「自分の戦う姿を後輩に見てほしい」と武藤選手。昨年も同様の企画があったものの、延期となったため、もてぎに行った生徒たちは武藤先輩の戦う姿を見ることができませんでした。今年こそ天気が晴れて、生徒たちが憧れの先輩を見られるように祈りましょう。
後輩たちからたくさん元気をもらった武藤選手。9月19日のインディ・ジャパンで宣言どおりに優勝してほしいですね!