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第11戦エドモントン[初日]フォト・レポート

<US-RACING>

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カナダの2戦目エドモントン・インディの初日が開催され、トップ・タイムを記録したのはエリオ・カストロネベス。「毎回コースに出る度に新しいことを学ぶんだから、ほんとうに素晴らしいね。チーム・ペンスキーにとって最高なスタートだ。ウィル(パワー)を加えて3台体制としての可能性を披露することができたと思う。でもまだ金曜日だから、予選とレースにも見せなければいけないね。チームメイト同士でバトルできてすごく良いと思いよ。今週末は、チーム・ペンスキーだけでレースをコントロールできるように、がんばります」とご機嫌のカストロネベス。前戦トロントで上位を走りながら地元ヒーローのポール・トレイシーとクラッシュし、地元ファンにブーイングされてかなり傷ついたそうです。エドモントンでそのブーイングが続かないように、対策としてアイ・ラブ・カナダのTシャツを着ていましたよ。

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去年のポール・シッターのライアン・ブリスコー。セッション終了まで残り6分のときにファステスト・ラップを記録し、早めにクルマから降りました。その後チームメイトのカストロネベスがトップ・タイムを更新し、ブリスコーは2位でこの日を終了。「最高なスタートだね。クルマをトレーラーから降ろして、そのまま良い感じが続いているよ。今週末は、タイヤを慎重に使わなければいけないような感じがしたから、レースのためにセーブしないとだめだと思い、今日は早めに終えたんだ。チーム・ペンスキーにとってすごく良いスタートとなったし、ウィル(パワー)も好調なので、良い週末になりそうだ」と喜ぶブリスコー。果たして今日セーブしたタイヤを、レース戦略で有利に使えるでしょうか。

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朝のセッションでトップ・タイムを記録したウィル・パワー。チーム・ペンスキーの3台目をドライブするパワーは、午後のセッションでチームメイトの2人に追い上げられたものの、しっかりと総合3位のタイムを記録しました。「午前中のプラクティスでトップだったけど、午後には何回か芝生に乗って滑ってしまって、フロント・ウィングにダメージを負ったんだ。でもセッションの終盤にまた良いところまでいけて、チームメイトの2人の後ろの3位になったね」とホッとした様子。前戦トロントを3位でフィニッシュしたパワーは、今週末も好調のようです。

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日本でのプロモーション活動を終えて帰ってきた武藤英紀は、1分03秒1516のタイムを記録。トップと1.6049秒差で去年の初日と同じ14位でこの日を終えました。トロントの市街地サーキットのような細かいバンプとは異なり、大きく跳ねるエドモントンの路面。ここでもサスペンション・セッティングが決まらず苦戦しているようです。明日の予選に向けてチームメイト同士でデータ交換し、上位に行けるようなセッティングを見つけて欲しいですね。

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今日の武藤のコメントを聴いてみましょう。「クルマはまだ仕上がっていないですね。跳ねがやっぱりすごく気になるんですよ。跳ねがひどすぎて、頭がおもいっきり振られてしまうんです。でもトニーが試したセットは跳ねなかったので、明日はトニーと同じセッティングを試してみたいです。一日に渡ってスピードが徐々に上がるのですが、上がれば跳ねがもっと気になってしまい、それでペースが上がらないかもしれません。でもチームメイトもみんな同じようなタイムしか出ないですね。コントロールとアクセル・ワークという点では、すごく良い練習になっていますけどね。明日は上のほうに行きたいですよ」

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午後のセッションの序盤にダン・ウェルドンがターン3の出口でスピン。フロントがターン4のコンクリート・バリアに激突してしまいました。「完全にドライバーのミス。縁石に当たってコースの反対側に行ってしまい、タイヤが芝生でスリップしてウォールにぶつかっちゃったよ。チームにとってほんとうに残念なことだけど、クルーのみんなが明日のために良いクルマを作り上げてくれると思う」とポジティブなウェルドン。このクラッシュにダニカ・パトリックも巻き込まれてしまい、2人とも怪我はなかったのですが、午後のセッションでほとんど走行できずにこの日を終えました。ダニカはウエルドンに文句でも言いたかったでしょうが、ピットに戻ってきてたインタビューでは意外と冷静な対応でしたよ。

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今日は朝から快晴となったエドモントン。朝のうちはそれほど暑く感じなかったものの、お昼ごろになると気温も上昇してきました。午後1時30分の時点で気温30度まで上がり、蒸し暑さもあったので、体感温度はもっと暑く感じましたね。昨年同様、金曜日でも多くの観客が集まっていましたよ。母国ヒーローのポール・トレイシーがピットに向かうと、ピット入り口で待ち構えていたファンから声援が上がり、盛り上がっていました。ペンスキーのトップ3で幕を開けたエドモントンですが、明日の予選でもこの位置をキープするとは限りませんよ。ガナッシ勢の追い上げや、昨年3位に入ったウィルソンも要注目です。