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インディ・カー・シリーズ 第3戦 もてぎ【三日目】フォト&レポート

<US-RACING>

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昨日、関東地方一円を襲った大雨の影響により、スーパー・スピードウェイの路面が乾かず、2008年のインディ・ジャパンは、2000年以来となるレース順延が決定した。木曜日から降り続く雨が土曜日未明に止み、早朝は雲間から青空さえ見えていたもてぎ上空。コースの殆んどが乾いていたが、ターン4の路面から水が噴き出し、デルファイ・セーフティ・チームとツインリンクもてぎのスタッフによる懸命の乾燥作業も実らず、デッド・ラインの3時が来てしまった。順延が決定後、武藤英紀とロジャー安川がファンに向けてメッセージを送り、今日の全日程は終了。冷たい風が吹きつけるなかレース・スタートを待ち続けたファンには残念な結果になったが、ぜひ明日のレースに戻ってきて欲しい。レースは明日(日曜日)午前11時スタート予定だ。

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午前11時、ファンキー・モンキー・ベイビーの特別ライブにより、予定通りレース・セレモニーがスタートする。チアガールによるパフォーマンス、ドライバー・パレード、宇都宮出身のサックス奏者である渡辺貞夫さんのスペシャル・ステージや、日本とアメリカ両国歌の斉唱まで、ブルー・インパルスの展示飛行が強風により中止になった以外は、全てが順調に進行した。ところがスタート予定時刻の1時を迎えても、「スタート・ユア・エンジン」がコールされず、30分、1時間とスタート時刻が遅れていく。無情にもデッド・ラインの午後3時を迎え、順延の発表とあわせるように雨まで降り出した。それはまるで今日もてぎに集まった観客の涙雨のよう。明日は無事レースが開催されることを祈る。

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問題となったターン4。路面に穴を開けると、まるで湧き水のように噴き出し始める。ジェット・ドライヤーや雑巾で必至に路面を乾かそうとするが、30時間で58ミリ以上降り注いだ雨水が染み出すことを最後まで止められない。多くの関係者、そしてドライバーもこの状況を見に来ていたが、どうすることもできず立ち尽くしすしかなかった。

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「朝は雨が降っていなかったので、レースが出来ると思ってコースに来たんですが、スタート予定時刻の前まで、あれほど深刻な状況だと思いませんでした。もてぎの人やIRLが最善の努力をしてくれていたのに、順延となったのは残念です。日本に来てから忙しい日々を過ごしていたので、この二日間でたっぷり休憩が取れました。エネルギーは十分充電されたから、良い走りが出来ると思っています」

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「日本の気象情報サイトだけでなく、アメリカやイタリアのサイトを調べても天候が微妙だったから、今朝おきて晴れていたので、もしかしたらレースが出来ると思っていました。木曜日の走行が気にかかるので、早くマシンに乗り込んでセッティングの方向が正しいのか確かめたいですね。ファンの皆さんに申し訳ないですが、天気が回復して午前11時から200ラップの良いレースをしたいと思います」