<Speed of Japan>4月19日(水)
4月20日(木)〜22日(土)に行なわれる「INDY JAPAN 300」の開催を前に来日したドレイヤー&レインボールド・レーシングの共同オーナーのロビー・ビュールとドライバーのバディー・ラジアーらと共に、ロジャー安川がRacing for Kidsの恒例イベントである病院訪問を行なった。
「Racing for Kids」は、1989年、ビル・ピンスキー医師が、病気や怪我と闘っている子どもたちを励ますことを目的に始めた活動で、アメリカ合衆国やカナダ、オーストラリア、日本と、インディカー・シリーズが開催される土地にある病院を訪問。これまでに180以上の病院と1万2000人以上のもとを訪れている。日本国内でのRacing for Kidsの活動は2003年から開始され、今年で4年目を迎える。
このRacing for Kidsとロジャーの関係は深く、昨年の所属チームであったドレイヤー&レインボールド・レーシングの共同オーナーであるロビー・ビュールがナショナル・スポークスマンを務めていたこともあり、ロジャーもこの活動に参加。昨年はインディカーの開催サーキット各地、全17ケ所で病院訪問をした。
今回訪問した病院は東京都台東区にある柳澤小児院で、2004年にビュールが訪問して以来2回目となった。昨年訪問したほとんどの病院に入院システムがあったのとは違い、今回訪問した柳澤小児院には入院システムはなく、通院している子どもたちのみの訪問であった。
会場となった待合室には、多くの子どもたちがお母さんと一緒にドライバー達を待っていた。事前に予告していたこともあり、治療日とは関係なく会うのを楽しみに病院に来てくれた子どもたちの姿もみえた。最初に自己紹介とインディカー・シリーズとはどういうものなのかを説明。また、用意していたインディカー・シリーズのポスターや文房具、オリジナルキャップをプレゼント。キャップには一人一人にサインをして、記念撮影をした。中にはヘルメットに興味を持ち被ってはみたが、あまりの重さにビックリする子もいた。
訪問を終えて安川は「Racing for Kidsの病院訪問は、昨年の最終戦のカリフォルニア以来、また日本では1年ぶりでした。今日は子どもたちが自分やロビーやバディーの訪問を喜んでくれて、元気な笑顔がみられて本当に良かったです。今年は残念ながらINDY JAPANには参戦しませんが、なんとか次のレースには出られるようにして、子どもたちにも自分がレースをしている姿を観てもらいたい。今後も機会があればRacing for Kidsの活動にもどんどん参加していきたい。」とコメントした。