<TOYOTA>
IRLインディカー・シリーズ第11戦「ファイアストン・インディ400」の決勝レースが7月31日(日)、米国東部ミシガン州のデトロイト郊外のミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われた。
真夏の陽光が照りつける雲ひとつない快晴の下、午後3時26分に23台のインディカーによる200周、400マイルに及ぶ長い戦いの火蓋が切られた。
13番手グリッドからスタートしたチーム・ペンスキーのS.ホーニッシュ・Jr.は、序盤の混戦の中で一気にポジションを上げて、ホンダ、シボレー勢との激しい三つ巴のトップ争いを展開。チームメイトのH.カストロネベスも順位を上げて、2台揃っての追撃体勢に入ったが、H.カストロネベスは140周目にエンジントラブルでリタイアとなってしまった。
一方、予選でトヨタ勢最高位の4番手につけ、トップ10圏内を走り続けていたS.ディクソンも166周目に電気系トラブルで無念の戦線離脱。
その後、ただ一人で上位陣と渡り合うことになったS.ホーニッシュ・Jr.だったが、ゴール目前の194周目、7位で迎えた再スタートから残りわずか6周で2台をパス。最終ラップは上位陣が一団となってゴールになだれ込む僅差の激戦で、気迫の走りを見せ、トップ5フィニッシュを果たした。
S.ホーニッシュ・Jr.(チーム・ペンスキー)のコメント:
ミシガンでトップ5フィニッシュを果たすことが出来て、とても嬉しい。レース中ハンドリングは素晴らしく、チームも自分も持てる全力を出し切った。特に素晴らしい仕事をしてくれたチームクルーには感謝したい。彼らの完璧なピット作業が、順位を押し上げてくれる大きな力になった。今日の我々のパフォーマンスには大変満足している。
R.ブリスコ(チップ・ガナッシ・レーシング)のコメント:
序盤はハンドリングがいまひとつで、なかなかペースを上げられなかったが、諦めずにピットインの度に調整を繰り返し、レース終盤には上位陣と互角のタイムで走ることが出来た。一時はほぼ最後尾までポジションを下げながら、トップ10でレースを終えることが出来て、とても嬉しい。このリザルトは、残り6戦に向けて良い刺激になると思う。これからの後半戦は、得意なロードコースが2戦あるので、この勢いをキープして少しでも良い結果を残して行きたい。