INDY CAR

市民とサーキットが一体となって街を盛り上げるインディ500フェスティバル!!

<TWIN RING MOTEGI>
公式プログラムのスタートから決勝まで3週間にも及ぶインディアナポリス500マイル・レース。このためインディアナポリスの5月は通称「マンス・オブ・メイ」と名付けられ、レース一色となる。このレース・マンスのイベントは、レースを運営するインディアナポリス・モーター・スピードウェイによってスピードウェイでのイベント類は行なわれているが、もちろん、スピードウェイ以外でも、市内各所ではさまざまなレースにちなんだイベントも行なわれる。こちらのイベント類は500フェスティバル実行委員会という任意団体によって運営され、この双方のイベントによって5月のレースを盛り上げることになる。フェスティバルの5月に入って最初の大きなイベントは500フェスティバル・ミニ・マラソン。ダウンタウンをスタートし、インディアナポリス・モーター・スピードウェイを1周してまたダウンタウンへ戻るハーフマラソン(13.1マイル-21.097km)。同時に5Kマラソン(5km)も開催される。参加したランナーは3万人以上。イベント運営スタッフも4000人と、インディアナポリス市民上げてのイベントとなる。
  
また、500フェスティバル実行委員がスピードウェイで行なうイベントがある。これが500フェスティバル・コミュニティ・デー。ガレージエリアはファンに開放され、レースを管理するパゴダタワーも特別に公開されている。他にも、スピードウェイをクラシックカーなどがパレード走行。場内各所ではタイヤ交換チャレンジ、インディ・ゲーム(トップタイムを出したファイナリストはインディドライバーに挑戦できる!)、500チャンピオンのQ&A、ライブ、そしてインディドライバー・サイン会と内容は盛りだくさん。レース当日よりもドライバーとのコミュニケーションが取れるということで、この日はレースカーはコースを走らないものの、多くのファンが来場する。
  
そして、500フェスティバルのメインイベントとなるのが、フェスティバル・パレート。ダウンタウンの中心部、2マイルの道のりを合計2時間かけて練り歩く。パレードは、さまざまなマーチングバンド、そしてバルーン、フロートとよばれる山車にはセレブたちが登場。そしてパレードの出し物の間に、最後列から順に1列3台ずつインディ・ドライバーがやって来る。全33名のドライバーは彼女や奥さん、家族やチームスタッフとともにパレードカーにのってくる。もちろん、ドライバーのトリでありパレードの最後を務めるのは、フロント・ロウの3台。スコット・シャープ、サム・ホーニッシュJr.、そしてトニー・カナーンとなる。
  
また、この5月の各主要日にピンズが無料で配られることもあって、コレクタブル・アイテムとして集める人たちも多い。今年は合計8種類のピンズが配布されている。