<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
練習走行日7日目:5月20日(金)
インディアナポリス周辺は、終日空一面が雲に覆われていた。太陽は覗かなかったものの雨はなく、気温は20度を超えることがなく涼しい一日となった。ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、この日、ロジャー安川のNo.24Tカーとジェフ・バックナムのNo.44カーの2台での走行を行なう予定であった。しかし朝方、No.24Tカーのエンジン不調が見つかり、まず、バックナムが先に走行を開始した。そしてセッション開始から2時間ほど経ったころ、エンジンを組直して安川もマシンに乗り込んで走行をスタートした。午後3時50分には、2台揃ってトラックに出て、このレース初のチーム2台での走行を行なった。しかし、「気持ちいいほどのアンダーステアでちょうどいいマシンに決まっている」とコメントするバックナムに対し、安川のマシンはセットが合っておらず、安川は一旦ガレージにマシンを戻し、数字を見直し、さらにサスペンションのセッティングも変更するなど、マシンの調整に時間を費やした。
再度、走行終了間際に2台ともにコースインしたが、安川のマシンはさほど改善されず、そのままこの日の走行を終了した。2台のマシンは最高平均速度が、時速220.337マイル(No.24Tカー)、220.069マイル(No.44カー)となり、この日の走行では全体で23番手と24番手に留まった。
インディアナポリス・モーター・スピードウェイでは、21日が3rdデー・クオリファイ、22日はバンプ・デーとなる。両日とも午前10時15分から1時間の練習走行枠があり、正午から午後6時までが予選セッションとなる。チームはこの2日ともに走行を予定。少しでもセットを詰めていく予定でいる。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「今日はレースセットとロングランをやる予定だったんですが、朝エンジンに不調が見つかって、さらにセットが決まっておらず、全くタイムが上がりませんでした。プライマリーカーなら単独で220マイル、ダウンフォースを削っていって224マイルくらいは出るはずなんですが、このクルマですと、単独で215マイル、ドラフティングに入っても220マイルくらいしか出ておらず、全然ダメでした。セットなのか、もしかしたら車体に問題があるかもしれません。明日もこのクルマで走って様子を見たいと思います」