INDY CAR

遅れていたジェフ・バックナムのNo.44カーをセットアップ。まだスピードは足りないものの、2台のベースセットを決める

<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
練習走行3日目・レポート:5月12日(木)
急激に冷え込んだ第89回インディアナポリス500マイル・レース公式練習走行日3日目。前日までのTシャツ1枚で過ごせる夏のような気候から一転、春先のような涼しい朝となった。これまで南西から吹いていた風は、冷たい東風となってスピードウェイに吹きつけてきていた。ポールから11番手までのグリッドを決めるポール・デーを土曜日に控え、この日、そしてこれから週末にかけて天候が崩れる予報が出ており、走行時間の短縮も予想される。そのことを考慮し、チームは公式練習がスタートしてからまだ一度も走っていないジェフ・バックナムのマシンのベースセットも早めに行なうことが必要と判断し、この日はジェフ・バックナムのマシンのベースセットを出すことに専念することとした。
ポールから11番手までのグリッドを決めるポール・デーを土曜日に控え、この日、そしてこれから週末にかけて天候が崩れる予報が出ており、走行時間の短縮も予想される。そのことを考慮し、チームは公式練習がスタートしてからまだ一度も走っていないジェフ・バックナムのマシンのベースセットも早めに行なうことが必要と判断し、この日はジェフ・バックナムのマシンのベースセットを出すことに専念することとした。
ロジャー安川のマシンのセットをベースに基本セットを組み上げた44号車を、バックナムがチェックをした。バックナムは、マシンのチェックはもちろん、このコースへの慣れも意識して集中して走り込みを行なった。走り始めた時間が遅かったにもかかわらず、大きなトラブルもなく極めて順調に走行を重ね、この日5番目に多い80ラップという周回数をこなした。この日のバックナムのタイムは79ラップ目に出した219.937マイルが最速タイム。37台中27番手のタイムに留まった。
これまでの3日間を総合しても、安川は31番手、バックナムは38番手(いずれも52台中)とタイム的には低調ではあるが、まだまだこれからタイムアップをする余地は十分にある。安川のマシンは今日新スペックのサスペンションを組み込んでおり、明日の走行で足廻りを詰める予定。明日は重要なポール・デー前の最後の走行日となる。天候が心配されるが、チームは予選セットを探っていき、ポール・デーに全力で臨む。