<DREYER & REINBOLD Racing>
3月4日(金)〜6日(日)に行なわれるインディカー・シリーズ開幕戦「トヨタ・インディ300」を前に、チーム共同オーナーのロビー・ビュールとドライバーのロジャー安川が病気の子どもたちを元気付けるチャリティ活動Racing for Kids恒例の病院訪問を行なった。
今回訪問した病院は「マイアミ・チルドレンズ・ホスピタル(マイアミ小児病院)」。マイアミのダウンタウンにある私立の子ども専用病院で、フロリダ州で最大規模を誇る子ども専門の病院。
Racing for Kids創設者のビル・ピンスキー医師、ビュールと安川、そして、今年ルーキーとしてメナーズ・インフィニティ・プロ・シリーズに参戦を開始するミッシェル・アボット(ヘメルガン・ジョンソン・モータースポーツ-インフィニティ/ダラーラ)が今回の訪問に参加した。
一同はまず、病院内にある遊び場であるプレイ・ルームにやってくる子どもたちと遊び、その後、各病室を回り、許される時間を使って子どもたちとの触れ合いを楽しんだ。
安川は、バーバー・ダッジ参戦の時に当時コーチだったビュールとともに病院を訪れたことがあり、今回がこのとき以来の病院訪問となった。訪問を終えて安川は「本格的な訪問は、今回が初めてでしたが、子どもたちと触れ合えて、自分の訪問を思った以上に喜んでくれたのでうれしかったです。一日でも早く元気になって、レースを観に来てくれる日を楽しみにしています。今回の訪問で特に印象に残ったのは、最後に訪問した男の子です。彼はレース好きで、赤がとっても好きなことから、僕のマシンの新しいカラーリングに赤が加わると聞いてとても喜んでくれました。レースも好きなようで、日曜日のレースをテレビで観るのをとても楽しみにしてくれていました。さらにがんばろうという気持ちで、モチベーションが上がりました。これから全17戦、開催サーキット各地で病院訪問をする予定です。もちろん日本でも訪問する予定です。日本ではまだRacing for Kidsの活動はあまり広まっていないし、自分としてもまったく初めて(の訪問)なので、どう子どもたちが自分を迎え入れてくれるのか、日本での活動はすごく楽しみにしています」とコメントした。
「Racing for Kids」は、1989年、ビル・ピンスキー医師が、病気や怪我と闘っている子どもたちを励ますことを目的に始めた活動で、これまでにアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアおよび日本の180以上の病院、1万2000人以上のもとを訪れている。ドレイヤー&レインボールド・レーシングのチーム共同オーナーであるロビー・ビュールは1990年からナショナル・スポークスマンとしてこの活動に従事し、他にも多くのレーシング・ドライバーがこの活動に参加している(インディドライバーだけでなく多くのカテゴリーのレーシング・ドライバーが参加)。
レースドライバーが、その開催サーキット近くの病院を回って、子どもたちを励ましているこの「Racing for Kids」は、今後も、ビュールとともに安川が参加する予定。また、日本国内でもINDY JAPAN 300mile(4月30日決勝)を前にいくつかの病院を回り、子どもたちを励ます予定。昨年、一昨年は、ビュールが東京にある同愛記念病院を訪れている。
インディカー・シリーズ開幕戦「トヨタ・インディ300」は、ホームステッド-マイアミ・スピードウェイ(フロリダ州・マイアミ)にて開催される。決勝レースは3月6日(日)午後2時15分(現地時間/日本時間7日午前4時15分)スタートとなる。