11月28日に鈴鹿サーキットで行われたトヨタ・モータースポーツ・フェスティバルで、IRLに参戦中の高木虎之介が、2002年にクリスチアーノ・ダ・マッタとともにチャンピオンに輝いたトヨタ・ローラをドライブ。NASCARクラフツマン・トラック・シリーズに参戦中のマイク・スキナーも登場し、愛用のトヨタ・タンドラを走らせた。
高木虎之介 (モー・ナン・レーシング)のコメント
「IRLシリーズでの、今年の戦績は、昨年に比べ、本当に不満の残るものとなってしまった。しかし、3年前のCARTマシンを、鈴鹿サーキットで走らせる機会に恵まれ、オーバルコース用のセッティングをロードコース用に改良して、ターボ全開で走り抜けた。今日のトヨタファンの声援に応えるためにも、来シーズンは、何としてでも好成績を目指したい」
ローラB2/00(CART)
2002年のCARTシリーズでクリスチアーノ・ダ・マッタ選手がチャンピオンを獲得。エンジンはトヨタがCART用に開発したV8、2650ccにターボを装着。メタノール燃料を使用して、ターボ過給圧も制限されるが、エンジンパワーは800馬力を優に超える。
マイク・スキナー(ビル・デイビス・レーシング)のコメント
「かつて、この鈴鹿サーキットでNASCARを走らせたことがあったが、初めてのTMSFは、本当に感動した。多くのトヨタファンに今年初めてNASCARに参戦したトヨタ・タンドラの走りを披露出来て良かった。トヨタ・タンドラNASCAR仕様の開発に関わり、今年25戦を戦い、その余韻をファンと共に共有できた喜びに浸っている。来シーズンもトヨタ・タンドラと頑張る」
トヨタ・タンドラ(NASCAR)
今シーズンからNASCAR“CRAFTSMAN”トラックシリーズに参戦。米国専売大型ピックアップのトヨタ・タンドラは、V8、5.8リッターエンジンを搭載。全25戦中4戦で勝利を果たした。マニュファクチャラーポイントでは、4マニュファクチャラー中3位を獲得。