Hiroyuki Saito

2012 HONDA LA MARATHON EXPO Part

セブリングのオープンテストも終わり、ほっと一息ついていましたが、個人的にはそうも言っていられない行事が今週末あります。3月18日にロサンゼルスでホンダがメイン・スポンサーをしているLAマラソンが開催されるんですね。
 
以前からフルマラソンに挑戦したいと思っていたし、震災後いろいろと思うことがあったのでね、ここらで一念発起しようと、LAマラソン参加プロジェクトを昨年から計画していたのです。
 
そんなわけでいよいよマラソンが行われる週末となり、金曜日にスタート地点となるドジャース・スタジアムの駐車場に仮設されたEXPO会場へと、ビブ(ゼッケン)を受け取りに行ってきましたよ。
 

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久しぶりにドジャース・スタジアムに来たなと思っていたら、以前行ったローズ・ボール・スタジアムと勘違いしていました。ロサンゼルス近郊に住むようになって今年で13年目ですが、野球に興味がないため、ドジャース・スタジアムは今回が初めてでした。ローズ・ボール・スタジアムだってね、アメフトを見るためじゃなく、アンティークのフリーマーケットが行われているときに行ったことがあるくらいですし。
 

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人々が進む方向へと向かうと、EXPOの入り口を発見。コンベンションセンターのような室内をイメージしていたのですが、見事に屋外です。その広い駐車場を使った敷地内に大規模な仮設テントが設置され、その周辺には小ぢんまりとしたブースがありましたよ。
 

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メインスポンサーであるホンダがエントランスの左右に巨大なブースを設置し、クルマを展示していました。すると、その周辺で募金活動をしている日本人の方々を発見。今回のEXPOに来たもうひとつの大事な用事が、“あしなが育英会”のブースに行くことだったので、早速話しかけました。
 
津波で父親を亡くした宮城県の学生と、陸上競技連盟で選抜された14人をあしなが育英会が引率し、今回のLAマラソンに参加。地震、津波で親を亡くした子供たちに心のケアを提供するための施設「東北レインボーハウス」とそのサテライト(沿岸部4ヵ所)を建設するための支援を呼び掛けにきたんですね。
 
募金キャンペーンが会場で行われるというので、募金することも目的でしたが、さらにオリジナルTシャツを着てLAマラソンを走ってくれる公認ランナーも募集しているというから、これは参加せねばならないと思ったわけです。
 

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募金をしていた方にそのTシャツのことを聞くと、ブースまでわざわざ連れて行ってもらいました。そこで募金とエントリーをして、無事Tシャツを受け取ることができましたよ。さらにお話を聞くと宮城県からきた高校生は、僕の地元にある多賀城高校に通っているとのこと。
 

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震災による子供たちの心のケアもとても大事なことだし、親を亡くして進学に困っている子供たちに、少しでも力になれるよう微力ながらも協力することができそうです。震災から1年経ちますが、子供たちにとって、これからの支援が大事なんです。このASHINAGA Tシャツを着て走り、この機会にいろいろな人に知ってもらえればなと思います。
 

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最大の目的も済んだのですが、マラソンに参加するためのレジストレーションを終えなければなりません。改めて会場の中心地へと向かうと、世界各国の言葉で“ようこそ”と書かれたインフォメーションコーナーを発見。そこでレジストレーションの場所を聞くと「ここをまっすぐいけばあるよ」ってな感じで指示され、そちらに向かうことに。
 

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まさにレジストレーションとわかるテント内では、5K(5キロのランニング)とフルマラソンの二つのセクションに受付が分かれていました。様子を見ると、人々が記入台で何か書いていたので、僕もそれに習って記入し、列に並びました。
 
僕の番になり、受付の若い女性にビブを受け取りに来たというと、「ここはマラソン参加申し込みの場所で、すでにホームページで登録が済んでいる人はあっちのテントよ」とのこと。明後日が大会日ですが、参加人数がきまっていないのか、特に抽選などもなく、開催ぎりぎりまで参加が可能なところがアメリカらしいというか寛大ですね。
 

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その大きなテントに入ると、やっとそれらしい受付がありましたよ。そこで自分のビブ番号が表示されている列に並び、ビブと大会参加記念Tシャツなどの景品が入ったLAマラソンのプラスチック・バッグを問題なくゲット。
 

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さらに奥へと進むと、ちょっと目立つ看板を発見。ダウンタウンからサンタモニカまでの道中にある各名所が、写真付で表示されていました。しかし42.195キロがマイルだと26.2マイルだってことが、この看板ではじめてわかりました。マイルだと短く感じますね。
 
さらにその奥へと受付が終わった人々を誘うのは、今回のスポンサーでもあるアシックスの仮設店舗。ホンダLAマラソンのロゴが入ったウェアを中心に、悩ましいものがたくさん販売されていました。
 

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日本でね、この日のためにシューズやウェアに関してはいろいろと準備してきたのですが、記念ロゴが入っているそれらのアイテムを見ると、やはり心が揺らぐじゃありませんか。今回がフルマラソン初参加だし。なんでね、まだ持っていなかったマラソン用の帽子を購入しちゃいました。
 

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トレーニングして足に慣らしたシューズはあるんだけど、本当はアシックスが欲しかったんだよなぁと思いながら、見てしまいました。この様子だと明後日走るっていうのに、今日ここで買ったシューズを履いて走る人もいるんでしょうね。あ、別に今回じゃなくても次のマラソンで履けばいいのか?? いかん、いかん。この程度の物欲を抑えられなければ、完走などできませんな。
 

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後ろ髪を引かれつつ店を出ようとしたらね、ビブの番号を購入したTシャツに20ドルでプリントしてくれるサービスがありましたよ。安全ピンで留めるのってTシャツに穴が開くからいやだなって人にはもってこいこいなサービスです。それに参加したときの番号が記念として残りますよね。うーん。ちょっと悩んでみましたが、やめときました。
 
次回は、もうマラソンも終わっていると思いますが、まだまだ面白いブースをこのEXPOで発見したのでね、それらについて改めてお伝えしたいと思いますよ。