Hiroyuki Saito

CP+ CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2012 Part

さて、今回は会場内で気になったメーカーのブースをざっくりとご紹介していきたいと思いますよ。

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ソニーも何年か前からαシリーズという一眼レフカメラに力を入れるようになっていたのは知っていましたが、レンズの種類も結構増えているようですね。写真中央の白いレンズはGレンズシリーズで最長の500mmレンズ。小ぶりな感じで手持ちでも楽そうですね。ソニーもレンズのラインアップを強化してきており、一眼レフデジタルでの本気度がひしひしと伝わってきましたよ。

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“カメラはソニー”っていうキャッチコピーを発見したステージでは、新商品のテスト撮影のために綺麗なモデルさんがポーズをとっていました。それはアッパークラスのリビングでね、ふっとしたときのくつろぎ方をテーマにしたようなステージのモデルさんでしたよ。まあ、ほとんどはいいませんが、ソニーじゃないカメラで撮影している人も多かったです。あ、俺もそのひとり。

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富士フイルムもミラーレス・デジタルカメラにパワーを入れていますね。2月に発売されたX-Pro1は35mmフイルム時代からのカメラ好きにはたまらないルックス、そして手に取ったときのぐっとくる重厚感が、大人心をくすぐります。

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画質とか性能がいいのはもう当たり前のこの時代、あとはどのような付加価値をつけてカスタマーの期待にこたえることができるのかがポイントなんでしょうね。なんて、それらしいことを書いてみました。ミラーレス・デジタルカメラの人気はこの2〜3年で上昇していてね、富士フイルムのこれらのコーナーも凄い人だかりでしたよ。

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待ち人が多く、X-Pro1へたどり着くのにも結構時間かかりました。まあ、途中からはX-Pro1にたどり着きたかったというよりも、笑顔で新商品の説明をしてくれているお姉さんの元へたどり着きたくなっていたというのが本当のストーリーです。

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オリンパスのブースでは新商品の説明されているステージに多くの人だかりが出来ていましたよ。粉飾決算事件など経営陣の問題で何かとお騒がせしているせいで集まっているわけではないようです。

オリンパスのコンパクトデジタルカメラを長いこと使っていますが、性能も良く電池の寿命も長いので結構気に入っていました。カメラの技術を生かした胃カメラなどの内視鏡の医療器具では世界的シェア75パーセントと優れているだけに(ウィキペディア参照)、日本を代表する企業としての今後の立て直しに期待したいと、一介のカメラマンは思うわけです。

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カメラ業界でキャノンと双璧をなすニコンのブースにもね、そりゃあ、たくさんの人たちがいましたよ。今回の目玉商品はD4とD800の2機種でしょうか。D4に関しては性能機能の向上はもちろん、ざっくりいえば、動画の機能が向上したといった印象ですかね。詳しくはウェブで。

それよりも驚くのはD800の画素数。なんと36.3メガピクセル。35mmフルサイズで世界最高の画素数です。中判デジタル一眼レフカメラばりの画素数まで上げてきましたよ。これは凄いですね〜。キャノンも負けじとEOS 5Dのニューモデルで対抗機種を出してくるんでしょうか。35mmフルサイズの一眼レフデジタルカメラによる高解像度画素数競争はニコンが一歩リードってところですな。

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レンズメーカーとして有名なシグマのレンズコーナーで、とてつもなく巨大なレンズを発見しました。カメラレンズっていうか、見た目はもうバズーカ砲みたいですね。

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実際、コンパクトなカメラボディですが、レンズにボディが装着されているというような表現になってしまうほどスモールに見えます。調べたところ200mm-500mmの F2.8という大口径超望遠ズームレンズでして、写真右に写っているレンズのように専用アタッチメントを装着すると、なんと2倍の焦点距離に!

つまり400mm-1000mになっちゃうんですね。当然F5.6に上がりますが、今のデジタルカメラは感度がとてつもなく良くなっているので、明るさはそれほど問題ないでしょう。しかもズームミングとオートフォーカスのためにモーターが内蔵され、専用のバッテリーが必要なんですよ。

見た目からして重そうなこのレンズの総重量は15kgですって。手持ちは無理ですな。使ってみたいけどレース撮影での使用は現実的ではありません。希望小売価格は2