Hiroyuki Saito

東京オートサロン Part 3

電車通勤に切ってもきれないのがトラブルによる電車の遅れ。そりゃあ、東京都内の中央線なんか朝の時間帯にあんだけ走っていたらね、トラブルが無いのが不思議なくらいです。今日は東中野駅で電車の床下(もしくはホーム)から煙が発生したようで、その点検確認で30分ほど電車がストップしたんです。
そうなるとさすがに下り路線でもどんどん電車を待つ人がホームに集まってきてね、運転再開した最初の電車は激混みになるんですね。ひさしぶりに押しつぶされるような体験をしました。しかも座っている人の目の前に立っていたもんだから後ろから押される圧力がすべて僕の方にかかってくるので、座っている人に倒れこまないようにかなり踏ん張ったら短時間だったのに体が痛くなってしまいました。
駅に到着して列車から脱出し、大変な思いをして皆さん毎朝通勤されているんだなと改めて思いながらバスに乗って事務所に到着。夕方、自転車が直ったという報告が自転車屋からあり、ニコっとなりましたが、今晩から自転車で帰るという心と体の準備ができていなかったのでね、来週引取りに行くことにしました。今日の帰りは電車のトラブルがなければいいなと思う花金(もう金曜日を花金なんていわないんだろうな)の退社前です。
さて、今週3回に分けてお伝えするオートサロンも今回で最後ですよ。最後ですから男性諸君お待ちかねの写真が登場するかも!?

東京オートサロン Part 3

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カスタムカー、チューニングカーも元のクルマがなければ始まりませんってことで、自動車メーカーもブースを出しています。早速、ホンダのブースに行ってみるとホンダ・レーシングのコーナーにインディカーとフォーミュラ・ニッポンのマシンが展示されていましたよ。インディカーは9月18日に開催されるインディジャパンの宣伝用にカラーリングされていました。他にもGT選手権に参戦しているマシンなど、各メーカーはモータースポーツ活動も宣伝していました。

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モータースポーツ活動といえば、NATS日本自動車大学のブースにもフォーミュラ・カーが展示されていました。ホームページを見たらモータースポーツ科があり、なんとF4シリーズに参戦しているんですね。しかも昨年優勝したんですって! すごいですね〜。若者のモータースポーツ離れが懸念されるこのご時世、ちゃんと今後のモータースポーツを支えていく学生さん達がいることに少しほっとしたブースでした。

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ほっとしたのも束の間、学校つながりでご紹介しますこちらの日本工学院八王子専門学校のブースでは俗にいう“痛車”が展示されていました。まさかね、ポルシェ・ボクスターも水着の女の子がボディに描かれるなんて夢にも思ってなかったでしょうね。人気があったようでポルシェ・ボクスターも「僕スター!?」っていう名前の由来がやっとわかったとか・・・・・・もちろん、うそです。この“痛車”は自動車整備科やマンガ・アニメーション科などの学生さんのコラボレーション作品なんですって。目立つ1台でした。

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目立つといえば、こちらもその発想には驚きです。今やクルマも自分でデコっちゃう時代なんですね。“Jelly Loves”というブランドのブースでそのデコレーション例となるクルマが展示されていましたよ。
思い起こせば“デコ”という言葉は多分、デコトラから始まったんじゃないでしょうか。地元の産業道路を轟音で走り去る眩いばかりに電飾されたデコレーション・トラック。小学生の頃はまるでガンダムに出てくる要塞に見えましたからね。最近は見なくなったような気がしますが、港に行けば荷積みをしているところを見ることが出来るのかもしれません。
その当時、産業道路を走るスペースシップをじっくり見るために近くの港にいくのですが、そのときの足はもちろん自転車。いやあえて言えばチャリンコ。チャリですね。チャリに乗ってデコトラを見にいくと帰りにはどうしても自分もそういうデコレーションをしてみたい、やってみたいと憧れる友達がいてね。もちろんトラックは無理だから、じゃあチャリンコをデコトラのようにするべ! という勢いでデコレーションするようになったのが俗に言うデコチャリ(ぜひ、デコトラ、デコチャリを画像検索してください。男のロマンが見れますよ)。
懐かしいですね。小学生の頃に流行りましたよ。デコレーションに使う電飾はトラックと一緒のものでそれなりにデコレーションすると電気が必要なんで、ある友達はクルマのバッテリー(とても重い)を荷台に積んでいましたよ。当時、聞いた話だとオーディオセットまで装備したツワモノもいたようです。どこにそんなお金があったのか今となっては知ることができませんが。
気がついたら大人になっていたので、それ以来“デコ”という言葉はあまり聞かなくなっていたのですが、あるとき日本に帰ってきてやっと携帯電話の機種変更をしたらメール機能でデコメというのがあってなんだべ? と思って調べてみると書いたメールの文章周りにハートマークとか笑顔のマークとか変なキャラクターが出てきたり、書いた内容の文字の色が変わって点滅したりするメール文章の自動デコレーション機能だったんですね。
うーん、使う機会がないなって思っていたら今度は携帯電話自体を装飾するデコデンでしょ。それじゃ、クルマでもやってみんべってことになってこのデコカー。あ、ちょっとエコカーに響きが似ているので「デコカーでエコカー」というキャッチフレーズで宣伝活動したらいいんでね? と思ったのですが、いや、改めて考えるとエコではないのでね、惜しいなあと思うブースでした。“デコ”もまさしく日本の文化なんだなってことを書いていたら話が長くなってしまいましたよ。

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日本の文化といえば、これらは日本から世界に発信された珍しいケースの自動車競技“D1”のマシンをラジコンにしたものです。“YOKOMO”という日本のメーカーですがとても精巧にできていましたよ。デモンストレーションをしていたコースはドリフトしやすいようにカーペットになっているんですね。実車さながらのドリフトでした。さすがにタイヤスモークは上がっていませんでした。

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そしてオートサロンといえばやはりキャンペーンガールなんでしょうね。もうね、至る所にいっぱい居ました。ここのブースはクルマが1台ぽつねんと置いてあり、その周りで30分に1度くらいの間隔でキャンペーンガールのショータイムというか、なんなんでしょう、撮影タイム? があるのです。他のブースのキャンペーンガールは常にクルマとか商品の近くでニコニコしているのが普通なのでね、こういう見せ方をするブースは珍しかったですよ。
このブースはクルマより多分この撮影タイム? が売りなんでしょうね。写真をご覧になっていただければ分かるのですが、本当にたくさんの男性諸君が集っていましたから。ステージの最前列にいるためにはね、何十分も前から居座らないとダメみたいです。そんな時間もないのでここはひとつその様子だけを撮影しておきましたよ。まあ、これも日本独特の光景だなって思うオートサロンでした。
今回はご覧になっている男性の方々に申し訳ないのですが、キャンペーンガールズの紹介は断念しました。だってね、紹介し出したらきりがないんです。え? それが見たかったのに? 残念ですが、ぜひ来年のオートサロンでご覧になっていただければここまで引っ張った甲斐があるってなもんです。はい。いろんな発見があって面白いと思いますよ。
次回からはお待ちかね? キーウエスト旅情に戻りますのでまた懲りずにご覧ください。
それでは皆さん、はばぁ・ぐれーと・うぃーくえんど。