師走となりました。とうとう2010年も今月で終了です。今年、年男の僕としてはね、寅年が終ってしまうんだなって一抹の寂しさを感じてしまいますよ。なぜなら12年に一度しかない年男という優越感が今月いっぱいで終ってしまうのですから。しかも次にその気分を味わえるのは当たり前だけど12年後なんです。
生きていれば僕なんか48歳になっていて、さすがにそんな優越感なんていっていられない年頃になっているというか、歳、取ったなって違った意味で寂しくなっていそうです。はい。
ともあれ、先週末に代々木で行われた佐藤琢磨選手の“Takuma Club Meeting 2010”略して“TCM 2010”に行ってきましたよ。会場には琢磨選手を応援する約700名ものファンが集まり、琢磨選手の軽快なトークショー、ジャンケン大会、握手会など参加された皆さん、とても楽しんでいましたね。
今回初めてTCMの取材に行ったのですが、琢磨選手のファンの多さには驚きましたよ。琢磨選手の囲み取材後、会場に入って待っていたのですが700席以上もあった会場の席はほぼ満席となりましたからね。インディジャパンでのサイン会でもとても多くのファンが集まりましたが、今回の取材でも改めて琢磨選手の人気に驚いたのでした。
さてさて、近況報告はこのへんでアメリカ最南端のリゾート地、キーウエスト旅情の続きをお伝えしますよ。
キーウエスト旅情 −SOUTHERNMOST ON THE BEACH Part 2−
到着した午後4時ごろといえば、サンサンと輝く太陽が西のメキシコ湾に沈むのはまだちょいと早いぜ、といった時間帯です。時間もあるし、それではホテルの探索に出かけるべと、荷物を部屋に置いて海があるであろう方向に歩いていきました。
するとホテルの建物と建物のあいだに曲がりくねったパームツリー・ロードがありました。方向的にはこの先に海があるんだべなってちょいとドキドキしながら進んでいくと、ビーチ・チェアが置いてある人工的な砂浜が見えてきました。
そのころにはね、そのビーチの向こう側に広がる海が見えはじめ、最南端の海に来たという感じのテンションもふつふつと上がってきます。とうとう人工的な砂浜に足を踏み入れた僕は、さくっと沈むビーチサンダルの砂の感触を確かめつつ静かに進み、ビーチ・チェアを横目に慣れない砂浜をよろよろと歩いていきました。
とうとう海とその人工砂浜との境目に到着。そこは船着場のようになっていて海に飛び込まないように柵で囲まれていました。波が浜辺に打ち寄せるような感じではないのですが、その周辺にはビーチ・チェアが並んで置いてあるかと思うと、なんとあのテレビやパンフレットでしか観たことがないバカンスで最高のゆったりうたた寝が可能となるアイテム“椰子の木にハンモック”を発見。
テンションはまさにうなぎのぼりで上がっていく一方ですが、さらにさらに我が目を疑うような光景が。その人工的な砂浜からビーチ・チェアがずらりとならんだ長さ20メートルくらいのピア(桟橋)が海上に伸びていて、先端からは海に入れるように階段が設置されていたのです。水着を着ていたらこの時点でもう海に飛び込んでいましたね。
こちらはそのピアの先端からホテルを撮影した様子。ここが最南端ポイントなんじゃね? なんて思いながらもなんかね、来るとこまできちゃったなってもう、ひとりでハイなテンションです。
ふっと海を見ればエメラルドグリーンのように見えてきた若干濁った海水にメダカくらいの稚魚が大量に泳ぎまわっています。ここで浮かんでいたらこの稚魚たちが皮膚の古い角質をたべてくれるかなって、昔、そんな魚がいるというのをテレビで放送していたのを思い出し、いや、鮫がきて本当に食われるかもしれないな。なんてどうでもいいことを考えながら次の場所へ移動します。
ホテルの建物の脇を歩いていくとやっと左手に砂浜を発見。5ドルで貸し出されているビーチ・チェアが不規則に並んだビーチの奥にはレストランがあり、これは滞在中に一度行かなくてはと思いつつ歩いていると今度はプールにたどり着きました。
このプール沿いにはね、バーカウンターがあってそこでお酒が飲めるようになっています。プール周辺に並んでいるビーチ・チェアに座りながら、そして先ほど紹介したピアでもここで購入したお酒を飲むことができるんですよ。
早く水着に着替えてプールにでも飛び込みたいところですが楽しみはあとにと、ホテル設備のある程度の探索を終えて一旦部屋に退却。まったくもってリゾートなホテル、そしてとびっきりのビーチへとひとりきてしまった僕は興奮も冷めやらぬうちにというか、まだ日が明るいうちに今度はホテル周辺の探索へと出動したのでした。
次回はあっけなく着いてしまったキーウエスト最大の観光ポイント、そしてまさかこんなアメリカ最南端の地でやっと食べることができたあの料理についてお知らせしますよ。