日本に帰国してから1ヶ月が経ちました。もうね、近所のラーメン屋で働く人たちとも顔なじみになるくらい、そして好んで見ているテレビ番組が何曜日に放送されているとかも大体把握できるようになるくらい、日本に馴染んできましたよ。
それと比例するかのように晩秋の東京は日に日に寒さが募っています。自転車通勤もね、アパート、事務所から外に出ると寒さで身がきゅっと引き締まり、「やっぱ電車にしようかな・・・・・・」と気持ちが折れて緩んでしまうような、そんな肌寒さになってきました。
それでもがんばって自転車通勤するため、ケツの痛さ予防対策としてとうとう新しいサドルを楽天のオンラインショップで購入。安物ですが今っぽい形だからいいんじゃねって、そこは購入したサイトが楽天ですから、楽天的というか楽観的に考えてね、届くのを今かいまかと待っている火曜日の昼下がりです。はい。
ともあれ、とうとうキーウエスト旅情もやっと本題となるキーウエストに到着するようですし、そろそろ続きをお伝えしていきたいと思いますよ。
キーウエスト旅情 −キーウエスト、到着−
やっと腹ごしらえも済んでね、クルマを「いざ、キーウエストへ!」と南西に走らせました。バーガーキングがあったキーラーゴ周辺ではその道中、海に関連したお店が道路沿いに点々としていました。
やはりというか当然といういか、ボートを販売、もしくはレンタルか管理しているお店が多く点在しています。
そしてなぜか海生物の巨大な造形物を多くの店先で見かけました。イルカだったり、貝殻だったり、それらに関係するお店の店先にディスプレイされているのですが、その中でもとてもリアルだったのはこちら。もしかしたら自分が小さくなってしまったんじゃないかと疑うようなロブスターを発見。
このロブスター、実はキーウエストにいく途中、突然の出現にびっくりして写真を撮り損ねてしまいました。なんで帰りに絶対撮ってやろうと思ってね、いつ出現するか定かではないけど、一度しかチャンスはねえべなってカメラをスタンバイにしながらそのときを待ち構えて撮影したカットです。やはり、物珍しいようで記念撮影している観光客もいましたよ。
もし、これをご覧になった皆さんがクルマでキーウエストへ行くときは少しスピードを緩めてドライブするとその巨大な造形物のある場所に対応できると思うので、安全運転でごゆるりドライブがお勧めです。
ともあれ、今、僕がドライブしているオーバーシーズ・ハイウエイは、フロリダ半島からキーウエストまで約126マイル(約200キロ)あり、その間の島々を結ぶ橋が42もあると調べたら書いてありました。
なんでGPSナビゲーション“ガーミンさま”のディスプレイは画面全体が海を意味するブルーとなり、その中心に一本の道路が縦に表示されると現在地を意味するクルマのアイコンが時折、びく、びくっとぎこちなく動きながら表示されています。
ある意味では僕がイメージしていた通り、海上には橋だけが永遠と続くような道のりを走行しているように見えますが、実際表示されている道は陸地のハイウエイなんですよ。
勝手に抱いていたイメージでは80パーセントくらい、いや90パーセントくらいは周りが海だけの海上に浮かぶ橋をドライブするのかと思っていたのですが、これが想像していたよりも最初の方は陸地が多く、周りが海だけの橋ってそれほどないなあって思っていたのです。
ところがそうこうしているうちに遠くの方の海上に浮かぶ長そうな橋が見えてきたんですね。それがこのオーバーシーズ・ハイウエイの名所で最長の橋、全長が7マイル(約11キロ)もある7マイルブリッジでした。
海を二つに分けたかのように見えるこの橋に「おー」とひとり小さく感嘆の声を洩らし、やっとイメージどおりの橋を走行中なのか俺はと思っていると、そのわずかなでも貴重な時間はあっという間に過ぎてしまってね、7マイルブリッジを渡りきったのでした。
その後ドライブを続けること約40分、乳白色がかった薄いグリーンの海が広がるようになったころ、その一本道の先に陸地が広がり始めました。とうとうキーウエストが見えてきたのです。
待ちにまった街にいよいよ到着し、その海岸沿いを走りながら今晩から泊まるホテルへと向かいました。するとその途中、気になるお店を発見。
キーライム・パイ・ファクトリーと看板のある小さなお店です。キーライム・パイと言えばフロリダで取れる個性的なキーライムを味のアクセントに使っているパイです。一度、食べたことがあるのですが、ライムを使っているからそれが効いていて結構すっぱいのかなって思ったらこれがあくまで風味でして、とてもとても甘いパイでした。
でもね、運転にも疲れていたことだし、もうちょっとでホテルに着くけど、ちょいとここで甘いものでも食べてコーヒー・ブレイクと洒落込もうかと思ったらなんとお休みでしたよ。なんか、今日は食べたい物がなかなか食べられない日だなと思い、ホテルに向かうことになったのでした。
次回は予約していたホテルが想像していたよりというか、今までに泊まったことのないようなとても素敵なリゾートホテルだったので、なんかひとりテンションが上がったお話をお伝えしますよ。