2010 NASCARレポートその3は、「あの人は今!」ってな感じで懐かしいドライバーをご紹介しましょう。まずはインディカーで2回チャンピオンになったサム・ホーニッシュJr.です。相変わらずモミアゲながーいですねぇ。サムホのスポンサーAAA(トリプルAって言います)は今回のレースのタイトル・スポンサーでもあり、日本のJAFのようなもの。レース中盤のリスタートでジェフ・ゴードンとトップ争いをしそうなところまでいきましたが、後退して16位フィニッシュでした。
さあ、マッド・マックス・パピスですよ。CARTでそう呼ばれていた頃が懐かしいパピスですが、子供がまた大きくなっていてビックリ。時がたつのは早いですね。この子もドライバーになるんでしょうか。おじいちゃんがなんてったって、エマーソン・フィッティパルディですからね。マルコみたいになったりして。
こちらもまた、懐かしい。ロビー・ゴードンですよ。CARTで走ってた頃はもっとスマートだったような気がしますが、かつてカナダのポール・トレイシーと双璧をなしたアメリカの暴れん坊だったゴードンも、もうすっかり中年の星となっていました。相変わらずバハやパリダカなどのラリーにも参戦しています。
オープンホイール出身だけでなく、NASCARの有名どころもいきましょう。レース前のドライバー・イントロダクションでは、ファンの声援でドライバーの人気がだいたい解かります。ジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソン、デイル・アンハートJr.といったドライバーは大声援で沸きますが、カイル・ブッシュが紹介されるとなぜかブーイング。まるでアーンハートの親父のような感じでしたね。そんなの慣れっこだよ、っていわんばかりのカイルの対応もたいしたもんでした。色々あるんですね。NASCARって。
久しぶりに見たデイル・アンハートJr.は、なんともうらやましいくらいの髭をのばしていましたよ。なんかNASCARってジミー・ジョンソン、トニー・スチュアートなど無精髭のドライバーが多いです。アンハートJr.はイメージチェンジでしょうか? それともただただ面倒なだけ? レースが多いから髭そる時間もないのかもしれませんね・・・そんなことないか。
カメラマン嫌いのトニー・スチュアートは、撮影するとき細心の注意が必要なんです。いつもはなるべく遠くから撮ってるんですが、絶好のチャンスがありました。ガレージの広場で、たぶんコマーシャル撮影中だと思うんですけど、これ幸いと近くで撮影。正面から撮影した写真を見たら、あらら、右手の中指がいけない方向に。お気に召さなかったんでしょうね。大勢の前での撮影が。ただ歩く姿を撮影していただけですが、いろいろと大変です。そう言えば、彼も元インディカーのチャンピオンだったって知ってました?
トリはやはりこの人、ファン・モントーヤです。F1でも大暴れだったモントーヤは、荒くれ者が多いNASCARにぴったりとフィットしたのか、すごく馴染んでましたね。すっかりでかくなった体格といい、身も心もNASCARドライバーになったって感じでした。彼のツイッターを見ると、意外にマメというか、けっこう子煩悩でもあります。昔のようにNASCARとインディ500が掛け持ちできるようなスケジュールになれば、ぜひ再びインディで走って欲しいものです。