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チャンプ・カー・プレシーズン・テスト セブリング【2日目】 フォト&レポート

<US-RACING>

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セブリング・インターナショナル・レースウエイのショートコース(ALMSはフルコース)を使用して行われている今季最初のテスト。2日目は午前9時45分から12時、そして午後2時から午後3時30分の二回に分けて行われた。さすがチャンピオンのブルデイ、51秒台を切る50.888秒を叩き出して今日もトップに君臨し、3年連続チャンピオンの貫禄を見せつけた。「今日はうまくシフトダンできないトラブルがあったから、基本の設定に戻すのに時間がかかった。基本的に昨日の仕様のままで、今日のタイムを出したということだね」とブルデイ。「今日のテストでは進歩しなかったけど、明日のテストの準備はもう完全にできているから、良い走りができると思う」とまだまだタイムアップしそうな予感。

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2位となったのは大ベテランのトレイシーで、ブルデイと同じく51秒台を切ることに成功した。撮影していた中で、一番コースを攻めて走行していたのはトレイシーだったと思う。「新車だけに様々な問題が出て、今日はテスト・プログラムに集中することが出来なかったけど、タイム・シートで2番手を記録したのはとてもいいね」と語ったトレイシー。コースでの走行時間はまだ少なく、これからマシンの設定を変えればもっと速くなるかもしれない。今回のテストでしっかりペイントされていたマシンは、ブルデイ、トレイシー、ウイルソンの3台だけだったが、その中で一番印象的なデザインだった。昨年まで2台体制だったフォーサイス・チャンピオンシップ・レーシングは、今回のテストでトレイシーだけがテストを行っている。一時今年は1台だけになると言われていたが、現場ではネルソン・フィリップが加わるという噂も出ている。

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この二日間デイル・コイン・レーシングで走行していたレッグが、あっと驚く3番手のタイムを出すことに成功した。ニューマン/ハースのシートを得られず、現場でシートを得るチャンスをうかがっていたジュンケイラは、突如午後のセッションで同チームから走行して4番手。レッグを上回ることはできなかったが、いきなり乗ってこのポジションはさすがと言って良いだろう。レッグにしても何度かコースオフするなどのミスはあったが、このチームで果敢にタイムアップし、3番手を記録したのだからたいしたものだ。テスト終了後、ピットでチームクルーと話すレッグには、終始笑顔が絶えなかった。パドルシフトになって片手でハンドルを操作しなくなったのは、彼女にとって最高のプレゼントかも。