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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第4戦 ポートランド【初日】レポート

<US-RACING>
■ジュンケイラが初日暫定ポール

チャンプカー・ワールドシリーズ第4戦の予選初日、ジュンケイラがチームメイトのボウデイを抑えて暫定ポール・ポジションを獲得した。ジュンケイラは午前中のプラクティスで59.807秒のタイムでトップに立つと、午後の予選でもプラクティスのタイムを凌ぐ59.266秒をマーク。開幕戦のロングビーチに次ぐ今シーズン2度目の暫定ポールを獲得してフロントロースタートを確定した。2番手はボウデイ。3番手にはトレイシーが入った。

■プラクティス:ジュンケイラとボウデイが60秒を切るタイムで好調な滑り出しを見せる
午前10時に90分間のプラクティスがスタート。最初の30分が経過した時点でのトップはジョルダインで、自己の3ラップ目に60.625秒を記録。2番手オールメンディンガー、3番手ウイルソンと、ルーキーが積極的にタイムを上げる。最初の46分をピットで過ごしたボウデイがコースイン、3分後の4ラップ目で60.235秒を記録してトップに立つ。

開始から52分が経過したところで、ボウデイは自らのタイムを更新。6ラップ目に一足先に1分を切る59.936秒を記録する。しかしその3分後、チーム・メイトのジュンケイラが59.807秒をマークしてトップを入れ替える。後半に入っても相変わらずルーキーのドライバーが上位のタイムを維持。ゴンザレス4位以下、フィリップ、オールメンディンガーと続く、

残り3分でオールメンディンガーが4番手に上がるが、トップ3のタイムは変わらず。11時30分にチェッカード・フラッグが振られて第一プラクティスは終了。ジュンケイラがトップのタイムを維持し、ボウデイが2番手とニューマン/ハース・レーシングが上位トップ2番手を独占する結果となった。3番手にはベテランのヴァッサーが入り、4番手にはルーキートップのオールメンディンガー。その後ろにはヴァッサーのチームメイトのゴンザレスが5番手につける。トップのジュンケイラから9位のタグリアーニまでのタイム差は0.925秒だった。

■第一予選:ジュンケイラが暫定ポール、
  ボウデイが2番手でプラクティスに続きニューマン/ハースのワン・ツー、幸先良く初日を終える
午後2時、グリーン・フラッグが振られて15分間のオープン・プラクティスがスタート。開始から5分のところでコース上の安全確認のためレッド・フラッグの中断が入った以外はアクシデントもなく。2時15分に終了。このセッションのトップはドミンゲスでベスト・タイムは2ラップ目に記録した60.419秒。2番手はトレイシーの60.648秒。3番手はタグリアーニで60.808秒のタイムだった。このセッションでは午前中トップのジュンケイラ以下、ボウデイ、ヴァッサー、カーパンティエ、ゴンザレス等はコースインをしなかった。

オープン・プラクティス終了後10分間のインターバルを挟んで、午後2時25分にグリーン・フラッグが振られ第一予選がスタート。この予選セッションでは最低20分間のグリーン・フラッグが約束され、各ドライバーはそれぞれ15ラップのタイム・アタックを許される。開始とともにゴンザレス、ジョルダイン、スペラフィコ、マッツァカネがコースインする。

最初の5分、ルーキーのオールメンディンガーが60.022秒で暫定トップ。ゴンザレス、ジョルダインがこれに続く。

15分が経過したところでトレイシーが60秒を切る59.791秒を記録して暫定トップに上がる。その5分後、ボウデイが3周目のアタックでトレイシーのタイムを凌ぐ59.718秒をマークして一躍トップに上がる。その直後ジュンケイラが59.266秒をたたき出し暫定トップの座を奪う。オーダーはジュンケイラ、ボウデイ、トレイシー。

残り時間が5分を切ったところで、オールメンディンガーとタグリアーニがそれぞれ60秒を切るタイムを記録するが、上位3台には及ばず午後3時ちょうどにチェッカード・フラッグが振られて第一予選は終了。ジュンケイラが開幕戦のロング・ビーチに続く予選初日での暫定ポール・ポジションを獲得。土曜日の最終予選結果如何に関わらず、フロントロー・スタートを確定した。

2番手はチームメイトのボウデイで59.718秒、3番手はトレイシーで59.791秒だった。以下4番手にルーキートップのオールメンディンガー、5番手はタグリアーニという結果となった。明日土曜日は午前10時から75分間のプラクティス・セッションがスタート。午後1時45分からポールポジションを決定する最終予選が行われる。