CHAMP CAR

チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第7戦 ラグナ・セカ【初日】レポート

<US-RACING>
■今季初優勝に向けてジュンケイラが好スタート
快晴となったラグナ・セカの初日、朝のプラクティスに引き続き予選でもジュンケイラがトップ・タイムをマークしてフロントローと1ポイントを獲得。2番手はカーパンティエ、3番手はトレイシーとフォーサイスのカナディアン・コンビが続く。また、ボウデイやハバーフェルドといったルーキーが4番手、5番手に入るなど、興味深い結果となった。ランキングトップのジョルダインは7番手で初日を終える。

■ジュンケイラだけが70秒台に入れたプラクティス

朝方は曇っていたラグナ・セカだが、カリフォルニアらしい見事な青空に恵まれた初日。気温14度と少し肌寒いコンディションの中、午前9時30分から最初のプラクティスがスタートした。今季3度目のロードコースとなる今回、この最初のプラクティスでトップ・タイムをマークしたのは今季初優勝を狙うジュンケイラだった。2番手は前戦のミルウォーキーで表彰台に上がったカーパンティエで、3番手は前回のロードコース、ブランズハッチで初優勝したルーキーのボウデイと続く。

初めてのロードコースでも高い実力を発揮したボウデイは、そのあとの2回目のプラクティスでトップタイムをマーク。71.237秒のタイムは1回目のジュンケイラの70.751秒を破ることはできなかったが、今回も高い実力を発揮している。2番手はまたもやカーパンティエ、3番手はセルビアの順位。カーパンティ同様セルビアも前戦のミルウォーキーで表彰台に上がるなど、登り調子だ。

総合ではジュンケイラがトップとなり、ただ一人70秒台。カーパンティエが71.017秒、ボウデイが71.237秒と続き、7番手までが0.972秒以内。久しぶりのチャンプカーでラグナを走ったハータは71.994秒で、このあとどこまでタイムを上げてくるだろう。

■最後の周でジュンケイラが見事トップタイム

依然快晴のラグナ・セカで、予選を前に第3回目のプラクティスが2時30分にスタート。だが6分後にモンテイロがバックストレッチで止まってレッドフラッグとチェッカーが同時に振られる。フェルナンデスが71.355秒でトップタイムを出し、次の予選でも期待が高まる。注目の第1回目の予選は午後2時50分、ルーキーのラビンが真っ先にコースへ飛び出していった。2番手は今回デビューしたアメリカ人ルーキーのボスだ。

セッションのちょうど半分となる午後3時10分、3分前にトップに立ったルーキーのハバーフェルドが初めて70秒台に入れる70.753秒を記録、2番手フェルナンデス、3番手ドミンゲスと続いている。4番手タグリアーニ、5番手マニングといった順で、ハバーフェルドやマニングなど、イギリスF3出身のルーキー達の活躍が目立つ。だがその1分後に好調なカーパンティエが70.603秒でトップに浮上。3分後にジュンケイラ、3時15分にトレイシーとめまぐるしくトップが入れ替わったところで、3時20分にバッサーとハンター‐レイのアメリカン・スピリットの2台が揃ってターン2にストップしてしまった。

残り6分でグリーンとなったセッション、トレイシー、ジュンケイラ、カーパンティエの順でそのまま終わるかと思われていた中で、最後の周にジュンケイラが70.040秒をだしてトップに躍進。チェッカーとなってフロントローと1ポイントを獲得した。2番手はカーパンティエ、3番手はトレイシーとプレイヤーズ・フォーサイスのワンツー。ボウデイやハバーフェルドといったルーキーが4、5番手にはいっているのも興味深い。7番手のジョルダインまでが0.930秒差、13番手のタグリアーニまでが1.553秒差だ。