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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第2戦 モンテレイ【二日目】フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by HIROSHI NAKAJIMA

 今年2戦目となったレーサー鹿島は、予選20位からスタート。決勝ではチームメイトと接触した際にタイヤにフラットスポットができてしまい、さらに後半はクラッチが消耗したことによって、マスターシリンダーを共用しているブレーキも利かなくなってしまった。苦しいレースとなってしまったが、最後まで走りきって17位でフィニッシュしている。

 メキシコでのレースにおいて、ほとんど英雄的存在のフェルナンデスは、走行セッションが終わるたびにインタビュー攻めにあっていた。特に今回はメインスポンサーがTecateビールとあって、スポンサーへのサービスなど、ドライビング以上のものが要求される中で予選5位を獲得。地元のヒーローは明日6番手のポジションからスタートする。

 初日は思いどおりに走らないマシンに手を焼き、6番手に終わったボウデイだったが、最後はしっかりとポールポジションを獲得。開幕戦からの2回連続の予選トップであり、もはやその実力は本物と言える。「昨日は運転するのがほんとうに大変だったが、チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ。今日の朝、プラクティスが終わったあとはとてもハッピーだったし、実際に予選でもうまくいって良かった」と本人は連続ポールに大喜び。

 初日に暫定ポールとなったトレイシーが、朝のプラクティスにターン4でスピンし、マシンを損傷。チームメイトのカーパンティエも第一シケインの縁石に乗り上げた際、アンダーパネルを破損してしまったようだ。フォーサイス・レーシングはマシンを温存すべく、すでにフロントローを獲得していたトレイシーの予選アタックをパス。カーパンティエは風邪が悪化し、予戦中はホテルに帰って休養を余儀なくされていた。

 コースアウトしながらもセルビアが朝のプラクティスでトップに立ち、予選でも終盤までトップを維持していたが、最終的に3位。昨日の暫定ポールポジションだったトレイシーがすでにフロントローを決めているため、明日は4番手のグリッドからスタートする。前回は4位を走行しながら電気系のトラブルに襲われただけに、今回は上位フィニッシュを狙う。