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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第2戦 モンテレイ【初日】フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by HIROSHI NAKAJIMA

 アメリカ国外のチャンプカー・イベントでよく見かけるのが、各種スポンサー関連のキャンペーン・ガール。彼女たちは眩しい笑顔をふんだんに振りまき、サーキットを一層華やかな雰囲気にしてくれる。鮮やかなブルーのコスチュームに身を包むこの4人の美女は、今回のメインスポンサーのひとつであるメキシコ大手の電話会社、テルメックスのキャンペーン・ガール。カメラを向けると人懐っこい笑顔で応えてくれた。

 毎回大勢の観客を集めるメキシコ・ラウンドだが、今年もどうやら大入りとなりそうだ。優勝経験者を二人含む4人ものメキシコ人ドライバーがエントリーしているとあって、快晴に恵まれたレースウィーク初日は金曜日であるにも関わらず、家族連れを含む大勢のレース・ファンがファンドディラ・パークへと詰めかけた。

 開幕戦では初日、二日目ともにトップだったボウデイだが、今回は6位。「とても僕のクルマじゃないね。何かが違っていると思う。朝は路面にグリップが乗っていなくて滑りやすく、予選はだいぶ良くなったもののクルマのフィーリングがまったく違った。クルマのリアクションがセント・ピーターズやテストの時と全然違うのはまいったね」。明日は巻き返しなるか?

 新人がフィールドのほぼ半数を占める今シーズン、昨年のアトランティック・シリーズからチャンプカー・シリーズへステップアップしてきた唯一のアメリカ人ルーキー、ハンター-レイには否が応でも注目が集まる。朝のセッションではチームメイトのジミー・バッサーがコースアウトした直後、後を追うように同じシケインでコースアウトしてしまった。

 経験のあるベテラン勢がトップ3を占め、開幕戦に続きトレイシーがトップ・タイムをマークした。「今日はチーム・プレイヤーズが1位と3位で、いい初日になったね。暫定ポールを獲れて、とてもハッピーだよ。最初のタイヤのセットで走った最初のアタックがとても良く、その時に出したタイムさ。そのまま1位をキープできるとは思わなかったけど、結果的にそうなったね」。好調をこのままキープできるか?

 先月の開幕戦では大型ルーキーのチームメイト、ボウデイにおくれをとってしまったジュンケイラだったが、第2戦の初日は各走行セッションで常に上位につけてその存在をアピール。昨年、一昨年と連続2シーズンに渡って開幕戦を制しているチャンピオン・チームで、そのエースとなる今年はプラクティスと予選ともにマシンが中を舞うほど縁石に乗り上げるアグレッシブな走りを見せた。

 昨年日本人以外のアジア系ドライバーで初めてF1にフル参戦したアレックス・ユーン。今年はCARTへ参戦するという噂があった中で、この週末に突如参戦が決まった。今回がまったくのぶっつけ本番となってしまった彼は、まずはチャンプカーのマシンに慣れるところからスタート。初日はプラクティスでトップから5秒、予選では約6秒遅れという結果に終わる。