CHAMP CAR

CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第1戦 モンテレイ【プレビュー】

<US-RACING>
CART FedEx Championship Series Race No. 1
CARTフェデックス・チャンピオンシップ・シリーズ第1戦

Tecate Telmex Grand Prix of Monterrey Presented by Herdez
テカテ/テルメックス・グランプリ・オブ・モンテレイ・プレゼンテッド・バイ・エアデズ

●開催地:メキシコ、ヌエボ・レオン州モンテレイ
●レース・トラック:ファンディドラ・パーク仮設ロードコース
●コース全長:2.104マイル(3.387キロ)
●決勝レース:TBD
●昨年のウイナー:初開催
●昨年のポールシッター:初開催
● コース・レコード:初開催

21世紀最初のCART、その舞台となるのはメキシコ、ヌエボ・レオン州のモンテレイだ。メキシコでCARTのレースが行われるのは実に1981年以来であり、仮設コースとはいえ、ロードコースでのシーズン開幕は1995年のマイアミ(ダウンタウン・ストリートコース)以来となる。この5年間、開幕はいつもホームステッドの1.5マイル・オーバルだったが、ロードコースとなったことでいつもとは違った幕開けになりそうだ。

メキシコの主要都市のひとつであるモンテレイは、テキサスとの国境から車で約4時間の距離にある。そのためほとんどのチームはアメリカを移動するときと同じようにトレーラーで移動することになり、モーターホームを含めた16台ずつのグループに分けられ、国境からポリス・エスコートでモンテレイに入った。

今回の開催地となるファンディドラ・パークは、かつてラテン・アメリカで初めて設立された製鉄所(1900年)跡にある。コースはCARTのチームオーナーであるU.E.“パット”パトリック、ジェラルド・フォーサイスらによってデザインされ、公園内に常設されているが、コースを囲むコンクリートウォールは移動できるようになっており、そのために完全な常設コースでないことからクリーブランド同様“仮設ロードコース”と呼ばれる。

12のターンで構成された2.1マイルのロードコースは、メインストレートでチャンプカーの最高速が300キロを超すように設計されている。誰にとっても初めてのコースとなる今回、シーズンの開幕を制覇するのはいったい誰になるだろう?