<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito
ゲートウェイは1.27マイルのオーバルで、ツインリンクもてぎを一回り小さくしたようなレイアウト。今シーズン最後のショートオーバルのレースとなる。
グランドスタンドの裏側にはドラッグレースのコースがあり、インフィールドではオーバルコースの一部分を使用した、ロードコースが設置してある。アメリカを象徴するレースがここゲートウェイで楽しめる。
初日のトップタイムを記録したパピス。2位モントーヤ、3位カストロネベス、4位カナーンとトップフォーはマニファクチャラー別となった。明日の予選がどうなるか楽しみだ。
チーム・クール・グリーンのミニカーはKOOLのロゴがカラーリングされず、本来のマシンカラーと全く違うカラーリングとなっていた。タバコの広告が実際のマシンより先におもちゃから規制されていた。
予選で3番目にタイムアタックをした中野選手。今年6回目のシングルカークオリファイで予選22位となった。明日のレースに期待したい。
今週末はオーバルでのレースということもあり、HANS(Heads and Neck Support)デバイスをしているドライバーが目立った。来年からは義務づけられことになっている。(写真は中野選手)
6回目のポールポジションを獲得したモントーヤ。6回のうち5回はオーバルでのポール。しかし、ポールトゥウインが出来たのはミルウォーキーだけ。明日はトラブルさえなければ優勝できるか?
土曜日に行われたアトランティックのレースで予選8位からスタートした浅井選手は、順調にポジションを上げ5位入賞、10ポイントを獲得した。予選9位だった長島選手は16位フィニッシュ。
ターゲットの2台による今季初のフロントローからのスタート。計236周のうち208周目までイエローコーションが起こらなかったのはオーバルのレースにしては珍しい。
ド・フェランとバッサーがターン1を通過した所で、右フロントタイヤと左リアタイヤが接触。二人ともクラッシュせずにすんだが、ポイントリーダーのド・フェランは心中穏やかではなかったはず。
今回、アンドレッティのマシンはセッティングがバッチリ決まっていた。前を走るマシンを次々と抜き去る姿はまさにオーバルマイスター。一時はモントーヤ以外のドライバーをすべて周回遅れに。写真は3位走行中のトレイシーをパスするところ。しかし、196周目にメカニカルトラブルが発生し、惜しくもリタイアとなった。
モントーヤが今シーズン3度目の優勝を獲得! 3回ともオーバルでの優勝だが、そのうちの2回でポールトゥウインを飾っている。ショートオーバルの得意なカーパンティエが2位、3位となったモレノはポイントランキング2位へと浮上。