＜US-RACING＞
ド･フェラン･モータースポーツの連続ポールを阻止し、みごとポール･ポジションを獲得したのは、デイビット･ブラバム。去年のアウディR10よりも0.138秒速かったことに、本人も驚いた様子でした。長い直線ではディーゼル･ターボが有利ですが、このようなストリートでは幅広のフロント･タイヤが有効だということでしょう。ライバルがいないのは残念ですね。ちなみに、インディ･カーのポールとのタイム差は、1.08秒。ちょっと微妙･･････。
2戦連続のポール･ポジションだったジル･ド･フェランは、久しぶりのロング･ビーチで期待を集めていた中、予選でまさかのクラッシュ。スピンして後ろからタイヤバリアにヒットし、マシンに若干ダメージがあったものの、本人は無事でした。ド･フェランのようなベテランだからこそ、最小限で済んだと言えるでしょう。
ALMSのプラクティス後、第1プラクティス走行前のカナーンのピットにフェルナンデスがよってアドバイスしていたのか、雑談だったのかは定かではありませんが、なにやら楽しげに話しをしていました。フェルナンデスは午後の予選でタイムアタックを担当し、見事P2クラスでトップに。しかし、P2の2番手ダイソン15号車との差は何気に縮まっているので、明日は油断できないレースになりそうです。
毎戦、確実に力をつけているダイソンのローラ･マツダ。今回はアキュラに0.244秒差で、P2クラスの予選トップはもうすぐかもしれません。さて、ロング･ビーチはトヨタのスポンサーで有名ですが、CARTから撤退して以降、トヨタはトップ･カテゴリーで走っていません。一時期、噂でLMP1にハイブリッドで出るという話がありましたが、この不況でなくなってしまったとか。残念です。