総合トップは昨年のポールシッター、ウィル・パワーで唯一の72秒台となる72.7502秒を第1プラクティスで記録。しかし本人は「すごくいいセッションではなかったよ。いくつか問題があったんだ。今晩良くしないと」と不本意な様子。2年連続ポール間違いなし?
パワーから0.277秒遅れの2位はスコット・ディクソンで、タイムは73.0272秒。「雨が降ってすごく厳しくなり、涼しい状態からバランスをとるのが難しかったね」と本人。開幕戦のスタートでアクシデントに遭っただけに、今回は予選上位を狙いたいところ。
ディクソンとわずか0.0884秒差の3位はライアン・ブリスコーで、73.1156秒。「チーム・ペンスキーはここでの開幕前テストから素晴らしい仕事をして準備してきた。マシンは最初から良かったよ」と本人。今回ペンスキー・トラックレンタルのカラーで参戦です。
開幕戦のウィナー、ダリオ・フランキッティは今年も特別カラーでチャンピオンを狙う? 今回は洗剤メーカーのクロロックス。総合4位でした。
昨年のアラバマ・ウィナー、エリオ・カストロネベスは5位でした。AAAは日本のJAFのよなもので、1900年代前半は全米選手権を統括していたこともあります。
佐藤琢磨はトップから0.6972秒差となる73.4474秒で10位。「冬の間に昨年後半の車作りのフィロソフィーを進化させてテストし、我々は良くなったと思ったんですが、周りと比べて競争力はあまり上がっていなかったので、今回は方向性を大きく変えました」とコメント。
「ある意味振り出しに戻った感じで、昨年から継続した車作りになっていない分、大きく変えて方向性を見なければならなかったんです。その中で今日はいい面と課題と両方見えたので、明日に向けてうまくまとめていきたいと思います」
「明日朝の予選前のプラクティスは20分だけなので、今日のデータと感覚から車作りをし、しっかり確認して確実な手ごたえをつかみたいです」と琢磨。方向性を大きく変えての初日10位、明日は昨年の予選6位を上回って欲しいですね。
開幕戦で手を負傷したジャスティン・ウィルソンはカーボンのギブスを使って参戦、今日は11位でした。彼までが1秒以内に入っています。スポンサーのチャーターはケーブル・ネットワークの会社です。
今回は特別カラーが多くて困りました。いったい誰? って感じで、今年はコースサイドでびびる事が多そうです。こちらはマイク・コンウェイで、同チームからインディ500に出るジョン・アンドレッティのスポンサー、ウィンドウ・ワールド(全米最大の窓の修理屋さん)のチャリティ組織だそうです。
チャンプカーやALMSでよく撮影していたサイモン・ペジノがインディカーにデビューしました。ヘルメットのバイザーのステッカー、感謝です。ALMSのチャンピオンですし、ぜひ注目を!
今日のアラバマの最高気温は27度で、南部特有の蒸し暑さでした。14時16分頃から雨が降り出し、全車がピットで待機していると強く降りはじめ、その中をブルデイだけがドライブ。14時35分のプラクティス終了とほぼ同時に雨も止みました。明日は晴れて欲しいですね。
金曜日だっていうのに、朝からたくさんのお客さんでした! ではまた明日!
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