プラクティスで総合トップに立ったのはウィル・パワーで、63.3759秒を記録しました。昨年もこのセント・ピーターズバーグを制し、ロード&ストリートで5勝をマークしたパワー。セッション中にパンクするアクシデントもありましたが、磐石の滑り出しです。
パワーに次ぐ総合2位は63.518秒のダリオ・フランキッティ。昨年市街地コースで一度も勝てず、2週間前のオープンテストでも11位と不振に終わっていたチャンピオンですが、蓋を開ければしっかりと上位へ。昨年同様、開幕戦でポール獲得となるでしょうか。
ペンスキーとガナッシのすぐ後ろ、総合3位につけたのがアンドレッティ・オートスポーツ入りしたマイク・コンウェイで、上位二人と遜色ない63.666秒のタイムをマーク。大クラッシュに見舞われたインディ500以来のレースで、起死回生を狙います!
全25台中17台が1秒以内に入った今回。4位ブリスコー、5位ディクソンとおなじみの顔ぶれが続く中、デイル・コイン入りしたセバスチャン・ブルデイが8位、KVとの初レースとなるトニー・カナーンが9位と新環境で奮闘。ベテランならではの力を発揮しています。
インディカー2年目のシーズンを迎えた佐藤琢磨は、トップと0.867秒差の16位。「車ごとに方向性を変えて、違うプログラムでやってました。今晩そのデータをしっかり分析すれば、明日に向けていい方向でいけると思います」と頼もしいコメント。
「去年の反省点を生かした新しいセットで走り出したんですが、路面が良くなってきた時の方向性に合わせるのが難しかったです。今回特に、最初のセッションのタイヤを返却しければならず、次のセッションはニュー・タイヤで始めるので確認が難しかったのですが、去年の経験もあるので、ある意味やりやすかったですね」
「トニー・カナーンのチーム入りは急な決定だったんですけど、すごくチームにとってはポジティブだと思います。アメリカのシリーズを13年以上やっていて、インディカー・シリーズも9年走っているし、チャンピオンですからね。ムードメーカーでもあり、もともと一緒に走ってみたいと思っていたほどリスペクトしていたので、お互いにいいところを取り合って、3人でチームを良くしていきたいと思っています」
フロリダ州セント・ピーターズバーグは朝から快晴で、午前のプラクティス前は気温24度だったのが、午後はプラクティス開始前で28度まで上昇。けっこう蒸し暑く、初夏を思わせるようなコンディションになっています。いよいよ明日は今季初予選です!
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