おなじみTVショッピングシリーズ
vol.1 ネルソンカツラ
vol.2 タグメット
vol.3 ダニカツラ
vol.4 営利男印のスパイダースーツ
今回は「貧乏くじ」です。
ダニカ・パトリック、今シーズンは調子出ないなぁ。やっぱりインディカーとストックカーのARCAやネイションワイドを掛け持ちするのは厳しいのかな? と思った序盤5戦でした。
その後インディ500で6位、テキサスで2位を獲ってさえ「アンドレッティオートスポートの調子や予選・決勝のペースを見ると、今シーズン残りも活躍できるのか難しいように感じます」と話していたら「いえ、きっと今後も活躍すると思いますよ」と編集長。今のダニカの戦略は、かつての名ドライバー、ボビー・レイホール(グラハム・レイホールの父)を彷彿とさせるものがあるらしいのです。
彼のレーススタイルは「気がつけばレイホール」と言われたように、予選や決勝のペースで目立っていなくても、燃費や戦略で上位に上がってくるもの。そして上位陣に何かあった時、またはマシンが決まったときには優勝をかっさらい、シーズンを通して上位にいることができたそうなのです。
私がインディカーを観はじめたのが1995年。確かに「速いレイホール」という印象はないのですが、今見るとランキングは3位。実に未勝利での成績です。最後の勝利は1992年(チャンピオン獲得)のようです。その後もランキング4位-10位-3位-7位-12位-10位を獲っており、今さらながら驚いてしまいました。
なるほど、ダニカ選手が昨年ランキング5位を獲得したのも、インディカーならではの戦略、戦術のなせる技なのかもしれません。そして多少の運も見方につけて、インディ・ジャパンの再現を期待したいところ。そういえばGAORAでも「ダニカは我慢して走れるタイプ」とコメントされていましたよね。今後はダニカ選手の決勝の戦略にも注目して観ることにします。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ