朝から降り続いた雨によってスケジュールが大幅に変更され、1回だけのプラクティスとなったインディカー・シリーズ第5戦カンザス。今季初オーバルの予選でポール・ポジションを獲得したのはチーム・ペンスキーのライアン・ブリスコーでした。
2番手のスコット・ディクソン(211.298)に1マイル近くの差をつける212.145マイルを記録。昨年の最終戦でデッドヒートを繰り広げた2台が、フロントローからスタートします。
日本期待の武藤英紀は得意のオーバルで予選5位、初のオーバル予選となった佐藤琢磨はチーム最高位の予選13位となるスピードをマーク。その後ダン・ウエルドンとマルコ・アンドレッティが予選中に内側の白線をクロスしたペナルティによって順位が剥奪され、武藤は4位、佐藤は11位からスタートすることになりました。
●数字で見るカンザスの予選
ブリスコーにとっては今シーズン初ポール。インディカー・シリーズではキャリア9回目となります。オーバルでは4回目のポール(シカゴ08と09年、ミルウォーキー09年を含む)過去のカンザスのベスト・スタートは09年の7位でした。
チームペンスキーにとってはIICSで51度目のポール。カンザスでは初ポールです。
ディクソンは今シーズン初のフロント・ローからのスタート。カンザスでは3度目のフロント・ローからのスタートとなります。(03年と08年はポールを獲得)
ディクソンは37戦連続で予選トップ10入り。インディカー・シリーズ“連続トップ10スタート”の記録を更新中です。
武藤は今シーズン・ベストの予選グリッドである4位。昨年のインフィニオン以来のトップ5入りです。(これまでの予選最高位は2008年のナッシュビルで記録した3位)
タグリアーニの予選5位はインディカー・シリーズのオーバル・レースでキャリア・ベストです。
予選リザルト
スターティング・ラインアップ
●ポール・ポジションを獲得したブリスコーのインタビュー&予選走行映像
●予選2位スコット・ディクソンのインタビュー&予選走行映像
●武藤英紀インタビュー
プラクティス・リザルト
●プラクティス・ハイライト映像
●ブリスコーVSディクソンの一騎打ち、歴史的な名勝負となった2009年最終戦のハイライト映像