今年で「BRIDGESTONE INDY JAPAN 300 mile」5回目の参戦となるロジャー安川に、強力な助っ人が現れた。SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンで多くの優勝やシリーズタイトルを獲得しているエンジニア、吉田昌信氏がデータエンジニアとして安川をサポートすることになったのだ。
これまで数々の勝利に貢献してきた吉田氏。今年もSUPER GTの#1 NISMO MOTUL AUTECH GT-Rのチーフトラックエンジニアとして目下ランキング1位。吉田氏は2003年にNASCARに参戦。オーバルも経験があるエンジニア。インディジャパン観戦をきっかけに安川と出会い、意気投合した。
昨年のインディ500では、データ解析が不十分だったチームに、予選前日にインディ入りした吉田氏が徹夜で安川のデータ解析を行ってセットアッププランを練り上げ、翌日の予選ではマシンが安定したという経緯もある。安川も吉田氏を信頼している。
2009年インディカー・シリーズ第16戦「BRIDGESTONE INDY JAPAN 300 mile」は、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)にて開催される。決勝レースは9月19日(土)正午にスタートする。
<コメント>
ロジャー安川、#43 ドレイヤー&レインボールド・レーシング
「吉田さんはとても優秀なエンジニアでとても心強いです。インディカー・シリーズのエンジニアたちとは違う角度からアドバイスがあるので、チームのためにもいいと思います。さすが、チャンピオンマシンを作っているエンジニアだなと思います」
吉田昌信、データエンジニア
「ロジャーの日本人最上位に少しでも貢献できるよう頑張りたいです!」