NASCAR

“トヨタ カムリ”1ー2フィニッシュ!

<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第16戦 Camping World RV Sales 200
6月27日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第16戦「Camping World RV Sales 200」がニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで開催された。

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27日(土)午前10時から予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが今季3度目となるポールポジションを獲得。ロガーノは出場した直近3戦連続でのポールポジションとなる。スコット・スピードが2列目4番手、今大会がネイションワイド・シリーズ100戦目となるブライアン・ヴィッカーズが8番手、9番手にカイル・ブッシュがつけ、エントリーした9台の“トヨタ カムリ”全車が決勝へと進んだ。
 午後3時15分、好天に恵まれ、蒸し暑い気候の下で1.058マイルオーバルを200周(211.6マイル:約340km)する決勝レースがスタート。ポールポジションのロガーノが好スタートを切った。3周目に2番手スタートのカール・エドワーズ(フォード)にかわされるも、7周目に首位を奪い返し、その後もエドワーズとの首位争いを繰り広げた。
 最初のピットストップの後、60周目にエドワーズに再び先行を許すも、ロガーノは2度目のピットを終えた108周目に首位奪還。
 一方、9番手スタートのKy.ブッシュはハンドリングとトラブルに苦しみ、なんとかトップ10圏内を走行していたが、ピットイン毎の調整が効を奏し、後半徐々にポジションをアップ。ヴィッカーズとスピードも順位を上げ、一時は“トヨタ カムリ”がトップ4を占める体制となった。
 なおも上位を狙うKy.ブッシュは、147周目に一度ロガーノをパスし、首位に立つが、すぐにロガーノがこれを阻止。
 157周目にこの日3度目のイエローコーションが出されると、全車最後のピットイン。残り 40周前後でのバトルとなった。ロガーノは首位の座を守ったままピット作業を終え、再スタートを切ったが、新品タイヤ装着直後のハンドリングに苦しんでおり、この隙を突いたKy.ブッシュが165周目にロガーノをパス。
 その後もロガーノはKy.ブッシュを攻めたが、順位は変わらずチェッカー。Ky.ブッシュが今季5勝目、ロガーノが2位で続き、“トヨタ カムリ”は1−2フィニッシュを飾った。
 常にトップ10圏内で走行を続けたスピードは8位。10位にリフラーが入った。
 この結果、ドライバーズランキング首位のKy.ブッシュは、2位以下との差を更に広げることとなった。
 次戦第17戦は7月3日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

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ドライバー カイル・ブッシュ:
「当初は勝ちを狙える状態ではなかったが、一日中調整を続け、レースを戦いながら勝てるレースカーへと仕上げていった。通常レースをリードしているとき、調整は行わないものだ。リードしている時は、その状況に満足し、最後に逆転されてしまうということが時々ある。ここ数週間、2位フィニッシュを続けており、クルーチーフと私は、この状況を 打破し、勝利するために何が必要なのかについて話し合った。そして正しい方向への大きな進歩を遂げることが出来、良い結果が得られた。本当にクルーチーフとスタッフを誇りに思う。ジョーイ(・ロガーノ)は素晴らしいレーサーで、優れた才能を持っていることは、ネイションワイド・シリーズやカップ・シリーズでの活躍が確かに証明している.彼とチームメイトであるというのは喜ぶべきことであり、チームとこの関係が長く続くことを望んでいる」

第16戦 Camping World RV Sales 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 9 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
3 7 88 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 200
8 4 99 スコット・スピード トヨタ カムリ 200
10 12 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
12 8 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
15 16 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 200
16 14 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 200
18 28 10 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 200
19 31 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 200
 観客数(主催者発表):37