[現実はキビシイ? – インディカー IRL -]
エリオ・カストロネベスの無罪判決は嬉しかったのですが、いっぽうでシートを失うウィル・パワーは切ないですよね。カストロネベス選手の無罪が確定した時点でシートを失うことは契約上はっきりしていたことなので、同情することはないのかもしれませんが、予選一発が抜群に速く魅力的なだけに、とても残念なのです。しかもパワー選手ならトップを独走していてもハラハラできますしね。
開幕戦はパッとしませんでしたが、第2戦ロングビーチではプラクティスから絶好調。ポールポジションを獲り、レースではスタートから無線が使えないながら2位ゲットと、速さだけではなく粘り強さも見せたので、ひょっとして次のカンザス戦にも、ペンスキーの3台目のシートがあるのかな〜? なんて甘い想像をしていたのですが、現実はキビシイ。どうやら今シーズンはあと1戦、インディ500にエントリーするだけになりそうな雰囲気です。ただインディ500は本当に特別なレース。勝てば、人生の流れが一気に変わるかもしれません。
ところでパワー選手、他でシートを探すのか? という質問に、「ペンスキーとともにあるよ」と答えているんですよね。そんなわけでジェイ・ペンスキーのチームが2台体制になったりしないかなぁ? なんて、まだ甘い想像をしている筆者なのでした。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ