<Toyota>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第19戦 Winn-Dixie 250
7月4日(金)デイトナ・インターナショナル・スピードウェイででNASCARネイションワイド・シリーズ第19戦「Winn-Dixie 250」が開催された。
4日(金)決勝を前に、午後1時から予選が行われ、ジェイソン・リフラーの8番手を先頭に、6台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進んだ。
午後8時20分、2.5マイルを100周(250マイル:約400km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。
20番手スタートのカイル・ブッシュが好スタートから一気にポジションを上げ、トップ10圏内に浮上。17番手スタートのデニー・ハムリンもこれに続き、11番手スタートのブライアン・ヴィッカーズと共に、激しく順位を入れ替えるトップグループに加わった。
61周目にハムリンが首位に浮上。2位にKy.ブッシュが続き、デイル・アーンハート・Jr.(シボレー)らと激しく順位を入れ替えながらのトップ争いを展開。しかし、ハムリンは、 90周目にこの日3度目の首位に立つと、2位のKy.ブッシュと共にラストスパート。後続を引き離して行った。
一時は3位以下を1秒近く引き離した2台だったが、猛追を見せたアーンハート・Jr.が追いすがり、三つ巴の首位争いとなった。残り3周となった97周目に他車のクラッシュにより最後のイエローコーションが出され、レースは残り2周での勝負に。
予定よりも5周延長され、104周目に“グリーン・ホワイト・チェッカー”の再スタート。最後まで、ハムリン、Ky.ブッシュ、アーンハート・Jr.の3台による息詰まる接近戦が展開されたが、順位は変わらず、ハムリンが今季シリーズ3勝目を挙げた。“トヨタ カムリ”はネイションワイド・シリーズで、前戦ロードンに続き2戦連続での1−2フィニッシュを果たし、今季シリーズ13勝目となった。
次戦第20戦は7月11日(金)シカゴランド・スピードウェイでスプリント・カップ・シリーズとの併催で行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「この20号車をドライブするのは今回が最後であり、多くの意味を持つレースを、勝利で飾ることが出来、素晴らしい気分だ。全てのファンと、共に戦ってくれたスタッフに感謝したい。また、最後私と共に走ってくれたカイル(・ブッシュ)にも感謝している。クルーチーフも、ピットスタッフも素晴らしい仕事をしてくれた。トヨタやチーム、スポンサーにも感謝してもしきれない。最後は、カイルが私の後で激しく追い上げてきた。もちろん彼も勝つ気でおり、我々の2台の“トヨタ カムリ”は非常に強かった。彼が勝利を目指して走っていたことは分かっていたが、恐らくそれは叶わなかっただろう。彼はずっと私の後部につけ、我々はその順位のまま1−2フィニッシュする他に出来ることはなかった」
第19戦 Winn-Dixie 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 17 20 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 105
2 20 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 105
3 5 5 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 105
14 12 99 デビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 105
22 15 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 104
23 8 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 104
37 11 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 76
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 2814
2 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 2612
3 カール・エドワーズ フォード 2596
4 デビッド・ロイティマン トヨタ 2588
7 カイル・ブッシュ トヨタ 2438
8 マイク・ウォレス トヨタ 2273
11 ジェイソン・リフラー トヨタ 2129
20 デニー・ハムリン トヨタ 1525
26 トニー・スチュワート トヨタ 1196
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 684
47 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 590
60 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 356
87 マイケル・マクドウェル トヨタ 82
101 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 143
2 シボレー 117
3 フォード 92
4 ダッジ 66
※結果及びポイントは暫定