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“トヨタ カムリ”のルーキー ジョーイ・ロガーノが初優勝!

<Toyota>

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NASCARネイションワイド・シリーズ
第16戦 Meijer 300
 6月14日(土)米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第16戦「Meijer 300」が開催された。
 14日(土)決勝を前に、午後5時から予選が行われ、デビュー3戦目となるルーキー ジョーイ・ロガーノが前戦に続き2戦連続でのポールポジションを獲得。今大会も3カテゴリー全てに参戦するカイル・ブッシュはミシガンで行われたクラフツマン・トラック・シリーズ決勝に出場しており、予選に出走することが出来なかったため、ジェレミー・クレメンツが18号車を駆り、7番手。ジェイソン・リフラーが10番手につけ、7台の“トヨタ カムリ”全車がトップ14内での予選通過を果たした。
 午後8時、超満員の観客が見守る中で、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのロガーノは順当なスタートで序盤戦、首位をキープした。
 一方、予選と決勝でドライバーを交代したことで、最後尾からのスタートとなったKy.ブッシュは、1周目に25位まで一気にポジションをアップ。その後も猛烈な追い上げを見せ、31周目には3位、38周目には2位走行中のロガーノもかわし、40周目に首位に立った。
 中盤戦はKy.ブッシュが独走を続け、ロガーノがこれを追う展開となったが、146周目、猛追を続けたロガーノがついにKy.ブッシュをパス。2台は激しい首位争いを展開した。しかし、163周目、ロガーノを追っていたKy.ブッシュは第2ターンでスピンを喫し、壁に激しくクラッシュ。無念のリタイアとなってしまった。
 その後、ロガーノは後続を大きく引き離し、トップでチェッカー。ネイションワイド・シリーズデビュー3戦目にして、ポール・トゥ・ウィンでの初優勝を飾った。18歳と21日での優勝は、同シリーズでの最年少優勝記録を更新するものとなった。
 3位には、終盤素晴らしい追い上げを見せたマイク・ウォレスが入った。
 次戦第17戦は6月21日(土)米国北部ウィスコンシン州ウェストアリスのザ・ミルウォーキー・マイルで行われる。

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ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「素晴らしい気分だ。チームとトヨタ、スポンサーにはいくら感謝してもし足りない。今朝走り始めたばかりの時は、望み通りのレースカーではなかった。しかし、チームクルーが諦めずに懸命な作業を続け、全てを変更してくれた。レースがスタートするときには どうなるのか分からなかったが、走り始めて、好調だということが分かった。カイル(・ブッシュ)のクラッシュは残念だったが、彼が走り続けていたとしても、我々の“トヨタ カムリ”は、彼を抑え続けることが出来たと思う。最後の20周は、グリーンが続くことを祈っていた。ホワイトフラッグが振られた後、ファイナルラップはただクルージングするだけで良かった。本当に嬉しい」
第16戦 Meijer 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
2 9 29 スコット・ウィマー シボレー 200
3 16 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 200
13 14 99 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 200
14 17 32 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ カムリ 200
16 10 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
23 19 99 ジョシュ・ワイズ トヨタ カムリ 198
30 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 163
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 2336
2 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 2166
3 デビッド・ロイティマン トヨタ 2161
5 カイル・ブッシュ トヨタ 2093
8 マイク・ウォレス トヨタ 1944
10 ジェイソン・リフラー トヨタ 1834
21 デニー・ハムリン トヨタ 1160
27 トニー・スチュワート トヨタ 1001
39 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 632
54 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 415
64 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 227
85 マイケル・マクドウェル トヨタ 82
97 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 119
2 シボレー 101
3 フォード 76
4 ダッジ 56
※結果及びポイントは暫定