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“トヨタ カムリ”シリーズ8連勝!デニー・ハムリンが今季シリーズ2勝目を挙げる

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NASCARネイションワイド・シリーズ
第14戦 Heluva Good! 200
 5月31日(土)ドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第14戦「Heluva Good! 200」が開催された。
 31日(土)午前10時半より予選が行われ、デニー・ハムリンが最前列2番手、カイル・ブッシュが3番手、今大会でネイションワイド・シリーズにデビューする18歳のルーキー ジョーイ・ロガーノがデビュー戦ながら9番手グリッドを確保。6台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 午後2時半より決勝レースが行われる予定であったが、降雨のためにスタートが順延。午後6時過ぎに1マイルオーバルを200周(200マイル:320km)する決勝レースがスタートした。
 最前列アウト側、2番手グリッドのハムリンが好スタートで首位に立つと、Ky.ブッシュがこれに続き、2台が後続を引き離す展開となった。37周目にはKy.ブッシュがトップに立ち、68周に渡って首位を独走。しかし、105周目にイエロー下でピットインした際に他車と接触。 17位まで大きくポジションを落としてしまった。Ky.ブッシュはその後、目覚ましい走りで 8位までポジションを戻したが、チームメイトのジェイソン・リフラーが169周目にコントロールを失いスピンを喫した際、これに巻き込まれ、ウォールにクラッシュ。共にレースを終えた。
 一方、ハムリンはKy.ブッシュが後退した後、圧倒的な速さでレースを支配し、一度も首位の座を譲ることなく、トップでチェッカー。今季シーズン2勝目を挙げた。
 9番手グリッドからスタートしたルーキーのジョーイ・ロガーノは、最初のイエローコーション時にピットで接触を喫し、28位までポジションを落としたが、中盤にはトップ10圏内まで浮上。最後はトップ5争いを繰り広げ、デビュー戦を6位という好結果で終えた。
“トヨタ カムリ”はこれでシリーズ8連勝。開幕からの14戦で10勝という強さを見せている。
 次戦第15戦は6月7日(土)米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイでナイトレースとして行われる。

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ドライバー デニー・ハムリン:
「多くの意味を持つ勝利だ。私は4年前に、ダーリントンで開発ドライバーのチャンスを得た。当時から多くのスタッフが同じチームで、長年に渡って共に多くの戦いを重ねて 来た。彼らを本当に誇りに思う。今日は雨天でスタートが遅れたにも関わらず、遅くまで多くのファンが残って応援してくれた。NASCARは信じられないほど素晴らしいファンに支えられている。我々の“トヨタ カムリ”は序盤から非常に好調だった。我々はチャンスを待ち、的確なタイミングでプッシュした。その結果、勝利することが出来た。ジョーイ・ロガーノとは最後までバトルがしたかったが、彼はトップ10フィニッシュを果たし、素晴らしいデビュー戦だったと思う。カイル(ブッシュ)は最後まで走れば素晴らしいレースが出来ただろう。それだけに彼のクラッシュは残念だ」

第14戦 Heluva Good! 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 18 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 200
2 1 60 カール・エドワーズ フォード 200
3 18 64 デビッド・ストレム シボレー 200
4 15 99 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 200
6 9 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
8 17 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 200
27 22 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 169
28 3 32 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 168
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 2028
2 カイル・ブッシュ トヨタ 1907
3 カール・エドワーズ フォード 1884
4 デビッド・ロイティマン トヨタ 1862
8 ジェイソン・リフラー トヨタ 1634
9 マイク・ウォレス トヨタ 1624
19 デニー・ハムリン トヨタ 1160
21 トニー・スチュワート トヨタ 1001
36 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 632
76 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 109
82 マイケル・マクドウェル トヨタ 82
94 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 104
2 シボレー 86
3 フォード 69
4 ダッジ 49
※結果及びポイントは暫定