<Toyota>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第1戦 Camping World 300
2月16日(土)デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第1戦「Camping World 300」が開催された。昨年までブッシュ・シリーズと呼ばれていた同シリーズは、今季よりネイションワイド・シリーズと名称が変更された。
昨年同シリーズに参戦を開始した“トヨタ カムリ”は、参戦初年度にも拘わらず2勝をあげ、ドライバーズポイントランキングでも2位、3位を獲得。今季は更なる活躍が期待される。
開幕戦には8台の“トヨタ カムリ”が出場。15日(金)午後3時から行われた予選では、T.スチュワートがポールポジションを獲得。J.リフラーが3番手、Ky.ブッシュが5番手、D.ハムリンが8番手と好位置につけた。
16日(土)午後1時半過ぎ、2.5マイルオーバルを120周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのT.スチュワート、5番手グリッドのKy.ブッシュ、3番手グリッドのJ.リフラーらが上位グループを形成しレースが進行した。前日行われ大荒れの展開となったクラフツマン・トラック・シリーズとはうって変わって、クラッシュの少ないレースとなったが、“トヨタ カムリ”勢は安定した速さで上位を走行を続けた。
111周目に多重クラッシュが発生、この日4度目のイエローコーションとなり、レースは残り6周のスプリントで決着が付けられることになった。Ky.ブッシュ、T.スチュワート、B.ヴィッカーズの3台がトップ3で再スタート。これにD.アーンハート・Jr.(シボレー)が加わり、4台での激しい首位争いとなったが、最後はT.スチュワートが逃げ切り、“トヨタ カムリ”での初勝利を挙げた。
0.259秒差でチームメイトのKy.ブッシュが2位に入り、“トヨタ カムリ”は1-2フィニッシュ。この2台で120周中93周に渡って首位を走行する強さを見せつけた。最後まで上位グループでの争いを繰り広げたB.ヴィッカーズが4位、8位にD.ハムリンが入った。
次戦第2戦は2月23日(土)カリフォルニア・スピードウェイでスプリント・カップ・シリーズ、クラフツマン・トラック・シリーズとの併催で開催される。
ドライバー T.スチュワート:
「この短期間に勝利を挙げられるまでにしてくれたトヨタの全てのスタッフと、彼らの成し遂げた仕事を誇りに思う。ジョー・ギブス・レーシングとトヨタに優勝をもたらせたことで今週は喜びも2倍だ。チームメイトのKy.ブッシュは本当に速く、彼と共にポジションを維持出来たので、1−2フィニッシュ出来るだろうと思っていた。彼がトップで私が後にいても、その逆だったとしても、レースが更に100周長かったとしても、我々が上位を走っている限り、ライバルは我々の後方で厳しい時間を過ごすことになっただろう」
第1戦 Camping World 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 20 T.スチュワート トヨタ カムリ 120
2 5 18 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 120
3 19 5 D.アーンハート・Jr. シボレー 120
4 11 10 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 120
8 8 32 D.ハムリン トヨタ カムリ 120
14 18 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 120
19 3 38 J.リフラー トヨタ カムリ 120
24 22 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 120
27 21 00 M.マクドウェル トヨタ カムリ 119
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
1 T.スチュワート 190
2 Ky.ブッシュ 180
4 B.ヴィッカーズ 165
7 D.ハムリン 147
14 D.ロイティマン 121
19 J.リフラー 106
24 M.ウォレス 91
27 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 9
2 シボレー 6
3 フォード 4
4 ダッジ 3
※結果及びポイントは暫定