<Toyota>
NASCARネクステル・カップ・シリーズ
第13戦 Autism Speaks 400
6月4日(月)米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第13戦「Autism Speaks 400」が行われた。
コンクリート舗装の路面と24度のバンク角を持つ1マイル(約1.6km)オーバルコースは、ハイスピードバトルが繰り広げられ、アクシデントも多いことから、“モンスター・マイル”と呼ばれている。
6月1日(金)にクラフツマン・トラック・シリーズ第8戦の決勝に先立って行われた予選では、J.メイフィールドが20番手、D.ジャレットが22番手、M.ウォルトリップが23番手、B.ヴィッカーズが24番手、AJ.アルメンディンガーが43番手に付け、5台の“トヨタ カムリ”が決勝進出を果たした。
決勝レースが予定されていた6月3日(日)は降雨に見舞われ、第10戦、第11戦に続き、今季3度目となる雨天順延が決定。4日(月)正午から400周、400マイル(約640km)のレースが開始された。
路面のコンディションから戦略を立てたいくつかのチームは、グリーンフラッグ下でやや早めのピットイン作戦を決行。この中にはB.ヴィッカーズが含まれており、118周目にピットインしたB.ヴィッカーズは、この時点で2周遅れとなってしまった。しかし、そこから粘り強く走行を続けたB.ヴィッカーズは、“トヨタ カムリ”勢最高位となる19位でフィニッシュした。
開幕戦以来の決勝進出を果たしたM.ウォルトリップは28位、AJ.アルメンディンガーは33位でチェッカー。J.メイフィールドは288周目にスプリングの調整のためにガレージへと戻り、その後コースへ復帰したが38位でレースを終えた。
前半“トヨタ カムリ”勢トップにつけ、トップ25圏内を走行していたD.ジャレットは、コース上に落ちていた破片によりラジエータを破損し、241周でリタイアを余儀なくされた。
次戦第13戦は6月10日(日)米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで開催される。
ドライバー B.ヴィッカーズ:
「我々の“トヨタ カムリ”は好調だったが最後はタイヤがもたなかった。多くのドライバーがタイヤのトラブルに見舞われていた。我々は右リアタイヤの摩耗に見舞われ、ピットインせざるを得なかった。ほぼ2周遅れでレースへと戻った我々は、素晴らしい“トヨタ カムリ”のお陰で、一度はトップグループの前方へ出ることが出来たが、300周目に追いつかれてしまった。しかし、我々は最後まで諦めず走り抜き、トップ20でフィニッシュすることが出来た」
第13戦 Autism Speaks 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 26 1 M.トゥルークス Jr. シボレー 400
2 1 12 R.ニューマン ダッジ 400
3 5 99 C.エドワーズ フォード 400
19 24 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 398
28 23 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 395
33 43 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 394
38 20 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 361
43 22 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 241
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
37 D.ブレイニー 839
38 B.ヴィッカーズ 725
39 D.ジャレット 668
43 D.ロイティマン 488
45 AJ.アルメンディンガー 348
46 J.メイフィールド 345
53 J.ベンソン 70
55 M.ウォルトリップ 52
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 114
2 フォード 68
3 ダッジ 64
4 トヨタ 40
※結果及びポイントは暫定