INDY CAR

インディ・カー・シリーズ第4戦カーブデイ フォト&レポート

<US-RACING>

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朝のうち雨が降ったものの直ぐに止み、予定通り午前11時から行われた最終プラクティス。このセッションでもホーニッシュJr.がトップタイムを記録し、ホーニッシュJr.の速さは不動のものとなった。1時30分からミラー・ライト・カーブデイ恒例のピット・ストップ・コンペティションが行われた。2台のマシンがピットレーンで同時にスタートし、どちらがタイヤの交換をすばやく出来るか競う競技で、10台のマシンがエントリーした。勝ち抜き戦で行われるが、準決勝に残ったのは、カストロネベス対ライス、チームメイト同士の争いとなったフランキッティ対カナーン。勝ち抜いたのはカストロネベスとフランキッティで、決勝ではカストロネベスがフランキッティを破り、ポールデイに続きピット・ストップ・コンペティションもチーム・ペンスキーが制した。

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最終プラクティスとなった26日の金曜日。プラクティスが始まる15分前の時点で気温23とそれほど高くはなかったが、太陽が出てくると蒸し暑さが増す。決勝日が近づくにつれ、インディアナポリスの気温は上がっており、決勝日には約30度近くなると予想されている。最終プラクティスとなったこの日、レースに向けて最終調整を行った松浦は、25周を周回し、12周目にトップスピードとなる217.759マイルを記録すると14位となった。泣いても笑っても残すのは決勝のみとなったインディ500。3年目の松浦にインディでの最上位フィニッシュを期待したい。

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先週の予選前に突然参戦が決まった安川にとって、マシン・セット・アップのラスト・チャンスとなる最終プラクティスが終わった。計33周走行した安川のスピードは214.195mphで、この日24位。「今日初めてトラフィックの中で走りましたが、予想していたよりもバランスがひどかったですね。セッティングを煮詰めることができなかったので、レース中に良くしていくしかないと思います」と、本人は厳しい状況を語る。「決勝当日は気温も高くなると言われているので、その状況に合わせたセット・アップをどこまで進められるかが重要です。どっちにしてもサバイバル・レースとなるので、少ないチャンスをできる限り活かしたいですね」。シートが無かった今年、大舞台で急遽参戦が決まった安川だが、これが4年目のインディ500と経験も積んでおり、期待しないわけにはいかない。無理せず着実にポジションをアップして欲しい。

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ダウンタウンで食事をし、午後10時を回ったところで外に出ると、ツー・シーターのインディ・カーが爆音をあげて一般道路を疾走していた。よくみるとちゃんとヘッドライトにカーナンバーも付いていて、公道使用にカスタマイズされていた。しかも昨年のインディ500でツー・シーターカー・ライドに使用していたものに限りなく近い。カラーリングしたのか、それともそのまま払い下げを購入したのかは定かではないが、稀に見る光景に周りにいた人たちも驚いていた。