<TOYOTA>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第6戦 Quaker Steak & Lube 200
5月19日(金)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第6戦「Quaker Steak & Lube 200」が米国東部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モータースピードウェイで行われた。
NASCARの本拠地であり“聖地”とも呼ばれるシャーロット市内の1.5マイルオーバルは、路面舗装が新しくなり、土曜日に行われる年に一度のNASCARの祭典“NASCAR Nextel Cup All Star Challenge”を前に、練習走行からクラッシュが多発し、波乱のレースを予感させた。
未明には降雨もあったが、公式練習、予選、決勝の行われた19日(金)は朝から好天。午前中に公式練習が行われ、J.スプレイグ、M.スキナーらが好タイムをマークして予選へと臨んだ。
午後4時15分から行われた予選では、昨年もポールポジションを獲得し、コースレコードを保持しているM.スキナーが、今年も好タイムをマーク。2年連続となるポールポジションを獲得した。
やっと陽も落ちた午後8時45分、4万5千人の観衆が見守る中、134周、201マイルで競われる決勝レースがスタート。序盤戦は、ポールポジションのM.スキナーがポジションを守り、首位で大きくリードしていたが、94周目にエンジントラブルに見舞われ無念の後退。
これに代わって、26番手と後方からのスタートとなったT.ボダインが着実にポジションを上げ、中盤戦には首位争いに加わった。
その後も“トヨタ・タンドラ”のT.マスグレイブ、D.ロイティマンらと上位を争うが、優勝はならず、T.ボダインが3位、T.マスグレイブが4位、D.ロイティマンが6位でチェッカーを受けた。
しかし、ドライバーズランキングでは、T.ボダインがトップを守り、T.マスグレイブ2位、D.ロイティマン3位と、“トヨタ・タンドラ”勢がトップ3を守っている。
次戦第7戦は来週5月27日(土)、オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースピードウェイで行われる。
ドライバー T.ボダイン:
「ゴール目前まで、2位のT.クック(フォード)と激しく争っていた。私は彼よりも少し速かったと思うが、ターン1とターン2でタイヤが滑り、思い通りのラインを外してしまった。あの時点で、残り5周では逆転が叶わないことは分かっていた。シリーズの選手権獲得を考えれば、レースカーが万全な状態でない時も、出来る限り上位でフィニッシュすることが必要だ。そして、我々は今日、チームメイト共々トップ5入りを果たすことが出来た。次戦でも勝利を目指して戦い続ける」
第6戦 結果表
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 20 #51 K.ブッシュ シボレー 134
2 7 #10 T.クック フォード 134
3 26 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 134
4 15 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 134
6 9 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 134
12 6 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 134
22 30 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 132
26 31 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 131
31 1 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 115
34 13 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 91
選手権 ポイント
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
1 T.ボダイン 1017
2 T.マスグレイブ 1000
3 D.ロイティマン 896
6 J.ベンソン 788
7 D.スター 783
9 J.スプレイグ 765
18 M.スキナー 615
22 J.ミラー 531
28 B.レスター 421
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 43
2 フォード 40
3 シボレー 29
3 ダッジ 20