INDY CAR

BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300mile エントリーリスト&プロフィール

<ツインリンクもてぎ>
画像#2 トーマス・シェクター Tomas Scheckter
ヴィジョン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1980年9月21日生まれ 南アフリカ・ケープタウン出身 180cm/73kg
今年からヴィジョン・レーシングへ移籍。開幕からの2戦だけを見ると、昨年まで下位を走っていたチームが彼の加入によりトップグループでの戦いを可能にしたと言える。元F1ドライバー(1979年チャンピオン)ジョディ・シェクターの息子。インディカー・シリーズへは2002年から参戦し、2004年、2005年には名門パンサー・レーシングに所属した。昨シーズンにはポールポジション3度獲得、テキサスではキャリア2度目の優勝を飾る。
画像#3 エリオ・カストロネベス Helio Castroneves
マールボロ・チーム・ペンスキー(Honda/ダラーラ)
1975年5月10日生まれ ブラジル・サンパウロ出身 173cm/67kg
今季は驚くほど好調のカストロネベス。開幕はフィニッシュでダン・ウェルドンにハナ差で優勝を譲るが、第2戦のセント・ピーターズバーグでは見事そのリベンジを果たし今季初優勝。彼にとってインディカー・シリーズでのロードコース初優勝となった。彼が優勝したときにフェンスを登るパフォーマンスは、スパイダーマンになぞられて有名となっている。
画像#4 ヴィットール・メイラ Vitor Meira
パンサー・レーシング(Honda/ダラーラ)
1977年3月27日生まれ ブラジル・ブラジリア出身 170cm/64kg
昨年までに2位が4回と惜しくも初優勝を逃していたが、今季はパンサー・レーシングへ移籍。開幕戦はまだチームに慣れていないこともあり今ひとつの成績であったが、第2戦のセント・ピーターズバーグではパンサー・レーシングへチーム初となるロードコースのトップ5フィニッシュをプレゼントした。走りだけではなく開発能力も評価されている。親切でファンへの対応も評判が良い。
画像#5 バディ・ラジアー Buddy Lazier
ドレイヤー&レインボールド・レーシング(Honda/ダラーラ)
1967年10月31日生まれ コロラド州・ヴェイル出身 183cm/79kg
2000年のインディカー・シリーズチャンピオンが今年はフル参戦でカムバックした。1972年から15年間スラロームとダウンヒルのスキー選手として活躍。全米代表に選ばれたことがあるが、悲願だったオリンピック出場は果たせなかった。父親のボブも、弟のジャックもインディ500の出場経験者。彼は1995年から11年間連続で出場しており、1996年に優勝も果たしている。IRL発足時からの数少ないドライバーのひとりでもある。
画像#6 サム・ホーニッシュJr. Sam Hornish Jr.
マールボロ・チーム・ペンスキー(Honda/ダラーラ)
1979年7月2日生まれ オハイオ州・デファイアンス出身 180cm/75kg
インディカー・シリーズで唯一2年連続(2001-2002)シリーズチャンピオンになったドライバー。「アウトサイドの魔術師」と呼ばれており、彼がアウトサイドから追い抜くシーンは多くのファンを魅了してきた。昨年は2勝を含む9回のトップ5フィニッシュでランキング3位。数々の記録を持つ彼だが、いまだインディ500の優勝経験はない。インディ500での優勝は彼にとっての悲願である。INDY JAPANで優勝を果たし、次戦のインディ500へはずみをつけたいところだ。
画像#7 ブライアン・ハータ Bryan Herta
アンドレッティ・グリーン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1970年5月23日生まれ ミシガン州・ウォーレン出身 175cm/70kg
チャンピオンチームのアンドレッティ・グリーン・レーシングでマシンの開発を担当しているのがハータだ。2つの大学で経済学を学んだことでも知られるインテリ派。スターぞろいのアンドレッティ・グリーン・レーシングの中であまり目立たないが、チームメイト全員が彼の開発なくして、チームの活躍はないと評価している。控えめな存在とは言っても、これまでにポールポジション3回と優勝2回を経験しており、今季の活躍が期待される。
画像#8 スコット・シャープ Scott Sharp
デルファイ・フェルナンデス・レーシング(Honda/ダラーラ)
1968年2月14日生まれ コネチカット州・ノーウォーク出身 173cm/70kg
記念すべきINDY JAPAN初代優勝者。父親のボブ・シャープはナショナルSCCAチャンピオンの座に6度輝いたことがあり、トラン-ザム・シリーズのベテラン、グレッグ・ピケは義父にあたる。スポーツ観戦が好きで、アメリカンフットボール(NFL)ではインディアナポリス・コルツ、メジャーリーグベースボール(MLB)ではニューヨーク・メッツの大ファンでもある。昨年からはフェルナンデス・レーシングに移籍。優勝1回、ランキング5位と安定した速さを見せた。
画像#9 スコット・ディクソン Scott Dixon
ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(Honda/ダラーラ)
1980年7月22日生まれ ニュージーランド・オークランド出身 178cm/68kg
アメリカでのメジャー・オープン・ホイール・シリーズの最年少優勝ドライバーとして2001年CARTナザレス戦で勝利し、2003年はIRL初参戦ながら優勝3回とポールポジション獲得5回を挙げ、シリーズチャンピオンとなった。クールで冷静だと見られていることが多い彼だが、実はとても熱いドライバー。2004年、2005年はエンジンのパワー不足で本領発揮とはいかなかったが、今年からはその問題も解消。開幕から絶好調で、第2戦では2位フィニッシュを果たした。
画像#10 ダン・ウェルドン Dan Wheldon
ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(Honda/ダラーラ)
1978年6月22日生まれ イギリス・エンバートン出身 175cm/71kg
2005年インディカー・シリーズチャンピオン。2年連続のINDY JAPAN優勝を含む6勝を挙げ、初タイトルを獲得した。全17戦中15戦で一度はトップを走り、シリーズの顔にもなった。甘いマスクで女性ファンも多く、人気は高い。2003年にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。昨シーズンオフにF1転向をうわさされたが、今年からターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングに移籍。早々に開幕戦で優勝を果たすなど、今年もチャンピオンの最有力候補だ。
画像#11 トニー・カナーン Tony Kanaan
アンドレッティ・グリーン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1974年12月31日生まれ ブラジル・サルバドル出身 165cm/67kg
2004年インディカー・シリーズチャンピオン。シリーズ初参戦の2003年はランキング4位。昨年はチーメメイトだったウェルドンにチャンピオンを譲ったものの、ランキングは堂々の2位。2004年のシーズンは全レースをリードラップ内でフィニッシュしたドライバーでもあり、シリーズで一番安定しているドライバーと言える。座右の銘は「Live the present the best way you can ベストを尽くし今を生きる」彼はどんな状況でもベストを尽くすタイプなのだ。
画像#14 フェリペ・ジャフォーネ Felipe Giaffone
A.J.フォイトエンタープライズ(Honda/ダラーラ)
1975年1月22日生まれ ブラジル・サンパオロ出身 173cm/66kg
久しぶりのフル参戦となるジャフォーネ。昨年のインディ500、最後のグリッドを争うバンプ・デーの日、彼は買い物中に急遽出場依頼の連絡を受け、そのままサーキットへ。最初のアタックをしたのが残りの20分という状況だったにも関わらず、最後の33番グリッドを獲得したことがA.J.フォイトに買われ、今年のフル参戦が決まった。ブラジルのレース一家に生まれた彼は南米F3選手権を経て、2001年にインディカー・シリーズデビュー。2003年には高木虎之介のチームメイトも務めた。
画像#15 バディ・ライス Buddy Rice
レイホール-レターマン・レーシング(Honda/パノス)
1976年1月31日生まれ アリゾナ州・フェニックス出身 173cm/68kg
ランキング3位で終えた2004年はライスにとって忘れられないシーズンであろう。開幕寸前までシートが無かった彼は、その前年の最終戦で負傷したケニー・ブラックの代役としてレイホール入り。誰もがブラックの復帰までと考えていた。だが、第4戦のインディ500でポール・トゥ・ウィンを飾り、その後も2勝を挙げて大活躍を見せた。インディ500優勝とともに全米から注目され、ホワイトハウスへの招待を始め、アメリカのマスコミのひっぱりだことなり、瞬く間にスターの仲間入りをすることとなった。
画像#16 ダニカ・パトリック Danica Patrick
レイホール-レターマン・レーシング(Honda/パノス)
1982年3月25日生まれ イリノイ州・ロスコー出身 156cm/45kg
今や全米で彼女を知らない人は少ないほどの人気をもつダニカ・パトリック。昨年のインディ500で女性ドライバー史上初のリードラップをとってからの人気はすごいの一言。モデルもこなす彼女の美ぼうと、上位に食い込むレースでの速さが彼女の人気に拍車をかけた。10歳からカートレースを始めた彼女は確実にステップアップを続け、昨年インディカー・シリーズにフル参戦を果たした。決勝での最高位は4位だが、ポールポジション3回は彼女の速さを証明したことになる。
画像#17 ジェフ・シモンズ Jeff Simmons
レイホール-レターマン・レーシング(Honda/パノス)
1976年8月5日生まれ コネチカット州・ハートフォード出身 175cm/73kg
インディカー・シリーズに2戦参戦した2004年以来のエントリーとなるシモンズ。開幕で不慮の死を遂げたポール・ダナに代わり、INDY JAPANからの参戦となる。昨年はメナーズ・インフィニティ・プロ・シリーズ(現インディ・プロ・シリーズ)に参戦し、優勝4回、ランキング2位でシーズンを終えた。インディカー・シリーズへのステップアップを果たせず、今季もここまではインディ・プロ・シリーズに参戦していた。礼儀正しく好青年といった印象を受けるドライバーだ。
画像#20 エド・カーペンター Ed Carpenter
ヴィジョン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1981年3月3日生まれ インディアナ州・インディアナポリス出身175cm/74kg
今年でフル参戦3年目となるカーペンター。開幕戦のファイナルプラクティスで起きたポール・ダナとのクラッシュでケガをし、開幕2戦を欠場した。このINDY JAPANが彼にとっての開幕戦となる。ミジェットやスプリント・カーに参戦した彼はオーバル一筋のドライバーとも言える。今年からはチームメイトにトーマス・シェクターも加わり、プレシーズン・テストの結果だけを見れば
十分にトップグループで戦える体制ができた。
画像#26 マルコ・アンドレッティ Marco Andretti
アンドレッティ・グリーン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1987年3月13日生まれ ペンシルバニア州ナザレス出身 168cm/61kg
祖父はF1、そしてインディ500の優勝経験を持つマリオ・アンドレッティ、父はマイケル・アンドレッティというレース界のサラブレッド。10歳の時にカートを始め、2003年スキップ・バーバー・フォーミュラ・ダッジ東部シリーズで4輪デビュー、いきなり優勝を飾った。2004年にはフォーミュラTR1600プロ・シリーズで7勝、スキップ・バーバー・フォーミュラ・ダッジ南部シリーズでも11勝を挙げ、共にチャンピオンを獲得。2005年はメナーズ・インフィニティ・プロ・シリーズ全14戦のうち6戦にだけ出場し、3勝と3回のポールポジションを獲得した。
画像#27 ダリオ・フランキッティ Dario Franchitti
アンドレッティ・グリーン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1973年5月19日生まれ スコットランド・エジンバラ出身 175cm/70kg
セッティング能力に優れ、シリーズのドライバーの中ではドライビング・テクニックNo.1と言っても過言ではない。その実力はロードコースやショート・オーバルで特に発揮されるが、彼はそれにとどまらず、ハイスピードのオーバルトラックでも安定した走り見せ、ここ2年で4勝を挙げている。もの静かだが、とてもクレバーなレースをするダリオは日本でも人気が高い。愛妻はハリウッド女優のアシュレー・ジャッド。
画像#51 トーマス・エンゲ Tomas Enge
チーバー・レーシング(Honda/ダラーラ)
1976年9月11日生まれ チェコ共和国・リベレック出身 171cm/68kg
今年カムバックを果たしたエディ・チーバーJr.がグランダム・シリーズに参戦するためINDY JAPANは欠場。日本にもファンが多いエディだけに残念だが、その代役となったのがトーマス・エンゲ。2001年のF1グランプリに3戦出場。2003年にはルマン24時間耐久レースのGTSクラスで優勝。2004年にインディカー・シリーズに初参戦。パトリック・レーシングから2戦出場した。そして昨年はパンサー・レーシングからフル参戦。ランキング16位。29歳になったチェコの英雄はこれを機に今季の最終戦までのシートを狙う。
画像#55 松浦孝亮 Kousuke Matsuura
スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング(Honda/ダラーラ)
1979年9月4日生まれ 愛知県豊明市出身 171cm/68kg
インディカー・シリーズ参戦3年目になる松浦。オーバルでのレースも完全に把握した彼は、今季は開幕から絶好調。現時点でランキング5位と好スタートを切った。フォーミュラ・ドリームに2年参戦し、2000年にはチャンピオンを獲得。2001年からドイツF3選手権に参戦し、2003年はフォーミュラ・ルノーV6にステップ・アップ。2002年末にはBARのF1テスト走行も経験している。2004年からインディカー・シリーズにフル参戦。今季は日本人で初の優勝を狙う松浦だが、十分にチャンピオンシップも狙える位置にいる。
画像#91 P.J.チェッソン P.J. Chesson
カーメロ・ヘメルガン・レーシング(Honda/ダラーラ)
1978年12月9日生まれ ニュージャージー州・ファーヒルズ出身173cm/79kg
濃いキャラクターで周囲を飽きさせないチェッソンだが、コース上での速さも兼ね備えている。ゴーカートからレースデビューした彼は、一度は4輪を離れ、モトクロスに移籍。だが、父親のアドバイスもあり、ワールド・オブ・アウトローズでスプリントカーデビューし、4輪レースに復活した。そこで4勝をあげ、インディ・プロ・シリーズに移籍した。容姿や言動は一見「悪役」を思わせるが、ラファイエット大学で歴史を専攻している一面も持っている。