<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第16戦 Watkins Glen Indy Grand Prix presented by Argent Mortgage 予選レポート:9月24日(土)
ロードコース、ワトキンス・グレンでのIRLインディカー・シリーズ第16戦は、予選日を迎えた。一部の広葉樹はすでに色付きはじめており、秋の気配の濃いザ・グレン周辺は、前日とは一転、朝から好天に恵まれていた。午前8時の気温が7度と朝方は冷え込んだものの、陽の上昇とともに一気にその冷え込みも収まり、過ごしやすい一日となった。この日は、午前10時20分からの30分の練習走行、午後1時から前日のタイムの遅い順からスタートする予選、という予定が組まれている。ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、24号車のギヤ比を変更、その他細かな調整を行なって午前中の練習走行に臨んだ。そして、このセッションのベストタイムは、前日のタイムを2秒半も上回る1分34秒8092のタイムとなった。しかし残念ながら他車のタイムアップも大きく、ロジャー安川のタイムは総合で18番手のタイムとなった。
午後1時にスタートした予選では、気温は18度まで上昇していた。午後1時19分、予選5番目にコースインしたロジャー安川は、ウォーミングアップ・ラップを終え、1周のみのアタック・ラップに突入。そして1分34秒5492(平均時速128.314マイル)というこの週末のベストタイムを更新する走りでアタックを終え、この時点で3番手のタイムとなった。その後、残り15台のアタックが終了すると、安川のタイムはさらに14ポジション落ち、明日の決勝グリッドは17番手グリッドからスタートすることとなった。
明日は午前9時30分より30分間のウォームアップ走行があり、午後3時45分(日本時間9月26日午前4時45分)、60周による決勝レース「Watkins Glen Indy Grand Prix presented by Argent Mortgage」がスタートする。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「チームにとって経験のないロードコースでしたが、セント・ピーターズバーグ、インフィニオンと経験を重ねてきて、このグレンまで進歩してきたなぁと思います。昨日のタイムにしてもトップから5秒落ちでしたが、その秒差も少しは詰められましたし、予選では自己ベストを更新できました。チームとしても自分としても対応力が増えてきていると実感できます。ただ、他のチームも同様に進歩してきていますから、いきなり他チームに追いつく、というのは難しいですが・・・。今週末はいい流れができていると思います。雨の中での走行もチェックできましたし、ドライでもウェットでも安定して走れるマシンに仕上がっていると思います。明日の天気は変わりやすい状況のようですので、このセッティングをベースに調整していきます。明日は今季最後のロードコースですので、今季自己最高位を目指してがんばります」